外務省を知るためのイベント
平成25年度(2013年度)「小中高生の外務省訪問」
横浜市立横浜商業高等学校の皆さん
平成26年1月7日

平成26年(2014年)1月7日(火曜日),外務省に横浜市立横浜商業高等学校の皆さん(高校1年生35名,引率教員2名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
(1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
(2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(3)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブースを案内し,Q&A(質疑応答)を行いました。
(ア)外務省員より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
(イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例 :- 外務省の職員や外交官はいつもどんな仕事をしているのか?どんな職種があるのか?
- 外務省の仕事でどんなことが大変か?どんな事にやりがいを感じるのか?
- 外務省で働くにはどのくらいの語学力が必要か?
- 外務省で働くには大学で何を専攻し,どんな資格を取れば良いのか?
- 外務省が今一番取り組んでいる事とその理由について。
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
(1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと
(ア)省内全般
- 外国から来たお客様のために竹がある庭があったり,歯科,内外科があったりと設備がそろっていた。職員の健康管理に気を使っていてスゴイと思った。
- 国際大会議室の設備や同時通訳ブース。同時通訳が2人体制で行われること。
- とても広くてキレイだった。
- 陸奥宗光像。
(イ)記者会見室
- 自分が想像していたよりも多く記者会見が行われていること。
- 会見台の高さを設定できたり,顔映りを良くする銀色のレフ板が置いてあること。
- 霞クラブの存在。閉鎖的なイメージだったので,開かれた報道に驚いた。
- 記者会見の部屋はTVで見たことがあるが,自分がその場にいるのが不思議だった。
(ウ)省員の話・様子
- 日本で働いている職員より,外国で働いている職員の方が多いこと。また18才から働けること。
- 入省するのに必要な資格がないこと。国家公務員試験に合格すれば外務省員になれること。
- もっと堅苦しいイメージがあったが,様々な役職があり,様々な人がいること。全く知識がない状態だったので,勉強になった。
- 担当言語を希望できること。
- 他の国との関係が良くなるように頑張っていること。
- 海外の勤務先の治安や物価によって給料が違ってくること。
- 日本で約1年間専門言語を覚えてから現地に行くこと。
(2)感想・意見など
- 外務省は外国語が話せて,様々な国に行って・・・など国民にとって少し遠いイメージがあったが,今回の体験によりそのイメージがなくなった。なので,そのイメージを取り除くためHPなどをより分かりやすく近く感じられるようになると良いと思った。
- 案内人のガイドが生徒目線に立っていて親しみやすかった。
- 見学では意外と堅くないという印象になって,色々と楽しむ事ができた。
- これからの将来について,色々調べて行こうと思った。
- 外交官が仕事をしているところが見たかった。
- 外務省では偉い人達が独立して政策を行っているのかと思っていたが,それぞれの人達が小さいことでも分散してやっていて“偉い人”というイメージが消えた。少し悪いイメージだったのが,良い・明るいイメージになった。
- 配られたパンフレットの「41カ国語」についての本で,こんな言葉もあるんだと興味が沸いた。
- 仕事内容や質問の答えなどを聞いて,改めて大変そうだと思ったが,きっとやりがいがあるんだろうなと思った。
- 外務省のことは全然知らなかったが,質問などをしてより分かったし,少し働いてみたいと思った。