外務省を知るためのイベント
平成25年度(2013年度)「小中高生の外務省訪問」
宮崎県 めざせ小村寿太郎国際塾の皆さん
平成25年12月25日

平成25年(2013年)12月25日(水曜日),外務省に 宮崎県 めざせ小村寿太郎国際塾の皆さん(小学6年生18名,引率教員4名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
(1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
(2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(3)「国際会議室」見学「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブース案内後,Q&A(質疑応答)を行いました。
(ア)外務省員(日南市出身)より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
(イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例 :- テロや環境問題について,日本国民に伝えたいことはあるか?
- 紛争地に赴任させられそうになったりして,辞めたいと思ったことはあるか?
- どういう学校に行って,どうやって外務省に入ったのか?
- 外国で苦労した経験はあるか?
- 外務省には何カ国語の通訳がいるのか?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
(1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと
(ア)省内全般
- 歯科や内科があり,健康管理がしっかりしていること。
- 建物が大きくて,中に色々な施設があった。
- たくさんの人達が働いていた。
(イ)記者会見室
- 記者会見がほぼ毎日行われていること。
- 会見台の高さが調整できること。
(ウ)省員の話・様子
- 外国の人達と対話するときに,外国人の考え方を知った上で話をしなければならないこと。
- 日本の文化を広めるために,遠い国へ行ってでもニュース,新聞,インターネットなどを通じて広報・文化交流していること。
- 日本を良くしようと努力し,国民のことを思っていること。
- 外国で仕事したいから外交官になったという話。堅い人や勉強ができる人じゃないと外務省に入れないという先入観が消えた。
- 外務省員はたくさんの国に行っていること。中には危険な国もあること。
- 外国の人に関わらず,相手のことを思いやることの大切さ。
- 外国と交渉するだけではなく,テロ対策等まで行っていること。
- 外務省の具体的な取り組みについての話。日本がどのような活動をしているのか等,色々詳しいことが分かって面白かったし驚いた。
- 海外で強盗に襲われた話。
- 40カ国以上の語学の専門家がいること。
(2)感想・意見など
- 外務省で働いている人が,こんなに忙しく働いていることが,改めて心に残った。
- 広報活動,テロへの対処など,疑問に思っていたことが全て分かったので,とてもスッキリした。
- 案内してくれた人の説明がとても分かりやすかった。自分は「外務大臣がどんな仕事をしているのか」という質問が一番心に残った。
- パンフレットの「語学のプロはこんな人たち」が面白かった。
- 外務省では色々な仕事があり,知らないことまではっきり分かったので,将来に活かそうと思った。
- 自分の進路は医療事務だが,外務省を目標にしても良いなと思った。
- 外務省の人達は,日本を良くするため,発展させるために色々と取り組んでいるので「スゴイ!」と強く思った。これからも頑張ってほしい。
- 今日,テレビで見たことのある場所を見たり,その場所について説明してもらったりして,外務省はどんなところで何をしているのかよく分かった。見学楽しかったです。
- 自分たちが知らない問題が想像以上にあったので,とてもびっくりしたが,色々な国と交流できるので,とても楽しそうだった。