高校講座
令和2年度(2020年度)高校講座実施報告
兵庫県 私立賢明女子学院高等学校
講演テーマ「海洋プラスチックごみ対策(SDGs目標14)・日ブラジル関係」
令和3年1月19日


令和2年11月12日、外務省と兵庫県賢明女子学院高等学校(私立)の間において在ブラジル日本国大使館の滑川博愛一等書記官を講師とするオンライン(リモート)高校講座が開催されました。
参加者からの感想(抜粋):
- 海洋プラスチックごみ問題は世界全体で協力して取り組んでいかなければならない課題だということがよく分かりました。私たち人間が出すごみによって他の動物たちに被害を出してしまっているのはとても心苦しかったです。一人一人ができることを見つけ、行動することで解決する問題なので、自分に何ができるかをしっかりと考え、ごみを海へ流さないようにしていきたいと思いました。
- 海洋プラスチックごみ問題の主なものは、海洋生物に対するものだと思っていましたが、その他にも漁業への影響や人体への影響など、問題点は多くあることがわかりました。私たちは学校全体でSDGsに取り組んでいますが、知らなかったことを一つずつとても丁寧に話してくれて、非常に分かりやすかったです。
- 海洋プラスチックごみが引き起こす問題について、クイズを交えて話してくれて、世界のどこかで起きていることとしてではなく、自分自身を取り巻く環境の問題としてとらえ、考えてみるという経験ができました。
- (海洋プラスチックごみによる新たな汚染を2050年までにゼロにすることを目指す)「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」を日本が世界の国々と共有していることを聞き、日本の活躍も知ることができました。今回の講演はこれからの世界をよりよいものにしていくために自分ができることは何かを考えさせてくれました。
- 日本は環境問題への対策のため世界の色々な国と協力して活動していると聞き、この対策は色々な人の助けがあってできることなので、私もその一人になれるように頑張ります。
- 「大国」といえば、アメリカや中国をとっさに思い浮かべる人が多いと思うのですが、話を聞いて、ブラジルも、人口や面積、GDPなど諸々の側面から見て「大国」だと思いました。日本人がブラジルについて知っていることは少ないと思うので、私ももっと海外文化を積極的に吸収しようという意欲をかき立てられました。
- ブラジルと日本は遠く、あまり交流がないと勝手に思っていましたが、ブラジル社会で日系人は200万人と世界最多ということを知って、遠い存在から近い存在に感じました。
- 日本とブラジルの位置は正反対であるにもかかわらず、とても密接に関係しており、大規模な日本祭り、日本食や交流があることを知り、親近感がわきました。