外務省を知るためのイベント
平成26年度(2014年度)「小中高生の外務省訪問」
私立土佐高等学校の皆さん
平成26年11月18日
平成26年(2014年)11月18日(火曜日),外務省に高知県私立土佐高等学校の皆さん(1年生19名,引率教員1名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
- (1)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。 - (2)「顕彰の像」,「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。 - (3)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブースを案内後,質疑応答(Q&A)を行いました。- (ア)外務省員より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例 :- 外交官という仕事のやりがいと苦しいと思ったことは?
- 積極的平和主義について。武力を使わずに平和を守れるか,それとも多少の犠牲は仕方ないと思うか?
- 今後手がけていきたいことはあるか?
- 「日米安全保障条約」による日本のメリットは?
- どうして領土問題につき,国際司法裁判所にあげないのか?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
- (1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
- (ア)省内全般
- 省内に歯医者や内外科があったこと。
- 大臣専用エレベーターがあったこと。
- 顕彰の像。殉職者の慰霊をしているというのは,良い試みだと思った。
- 外国から来たゲストの方々に日本文化に触れてもらうために省内に日本庭園があること。
- (イ)記者会見室
- 記者会見がほぼ毎日行われていること。
- 顔写りがよくなるように会見台に工夫がされていること。
- (ウ)省員の話・様子
- 自分たちが外国では日本人として見られ,日本という国を印象づけるという話。
- 外交官として日本を背負って仕事をしているという気持ちを持っていること。
- 仕事を通じて,知識だけではなく,他国の考えを取り入れることで,自分自身にとってプラスにすることができるということ。
- 領土問題の解決の難しさが分かり,面白かった。
- 外交官としての仕事だけではなく,通訳もできること。
- 外務省に入りたての頃は,外国語を勉強すること。外国語は外務省に入るための必須条件ではないこと。
- 質疑応答の際に答えてくれた人が,すべての質問に瞬時に対応してくれたので印象に残ったし,かっこいいと思った。ああいう人になりたいと思った。
- (ア)省内全般
- (2)感想・意見など
- とても堅くて近寄りがたいイメージがあったが,働いている人は真面目だけれどジョークを言ったりして面白かった。皆さんのような立派な仕事ができる人間になりたいなと思った。
- 職員の皆さんがとても親切だったので,和やかな雰囲気だった。楽しかったです。
- 全部すごかったです。貴重な体験をすることができ,勉強になりました。
- 実際に会見室などで大臣と同じ所に立てたり,すごく良い経験になった。
- 外務省の中を見させてもらって,そのスケールの大きさや仕事内容を知ることができて良かった。
- 今日はとても良いお話を聞かせてもらった。今後の進路の選択において,すごく影響されるようなお話だったなあと思います。来て良かったです!
- いつもテレビで見ているだけだった所に入ることができて,嬉しかった。今までは外国との間を取りもつことだけをしているのかと思っていたが,実際はもっとたくさんのことに関わっていると知り,興味がわいた。
- 形式だけではない,具体的で密な外交が行われていることが良いと思った。