広報文化外交

平成28年11月15日
挨拶する安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)
挨拶する安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)
レセプションでの薗浦外務副大臣とケネディ駐日米国大使

1 本15日午後,安倍晋三内閣総理大臣と薗浦健太郎外務副大臣は,国際交流基金日米センター/安倍フェローシップ25周年記念レセプションに出席しました。同レセプションには,キャロライン・ケネディ駐日米国大使(Ms. Caroline KENNEDY,U.S. Ambassador)の他,レセプションに先立って実施されたシンポジウムの登壇者など,日米の関係者約200名が出席しました。

2 日米センターは,故安倍晋太郎元外務大臣のイニシアティブにより,幅広い日米交流を実施する主体として,1991年に国際交流基金内に設立されました。安倍総理大臣は挨拶において,「未来を切り拓く『知』のネットワークを日米で育て,日米が世界の課題をともに解くべきだ」という,故安倍元外務大臣の日米センター設立理念に触れつつ,日米センターと安倍フェローシップが更なる業績を残すことに期待を示しました。その上で,日米同盟が共により良い世界を作っていくため,課題に挑戦していく旨述べました。

3 そのほか,レセプションでは,故安倍元外務大臣と同時期に米国国務長官を務め,日米センターの顧問でもあるジョージ・シュルツ氏(元国務長官・元財務長官)によるビデオメッセージを始めとし,日米センターの設立25周年に対する祝意と共に,益々の発展を祈念する旨のメッセージが寄せられました。また,シュルツ氏の長年の功績に対し,国際交流基金理事長から同氏への特別表彰がなされました。

(参考)

【参考:シンポジウム概要別ウィンドウで開く

1.シンポジウム名国際交流基金日米センター/安倍フェローシップ25周年記念シンポジウム「激動する世界と我々の未来」
2.日時11月15日13時00分~17時50分
3.場所虎ノ門ヒルズフォーラム
4.主催独立行政法人 国際交流基金日米センター
共催社会科学研究評議会(SSRC)
後援外務省,駐日米国大使館
5.プログラム(PDF)別ウィンドウで開く

国際交流基金日米センター別ウィンドウで開く
 日米センターは,世界が共通して直面している重要な課題を解決するため,日米両国が世界の人々とともに知恵を出し合い,協力していく必要があるとの認識のもとに,1991年4月に国際交流基金内に設立されました。日米両国は,強い相互依存関係のもと国際政治・経済において大きな役割を担っています。日米両国の機関や人々には,地球規模の安全保障,世界の安定性,そして広い意味での人類の福祉を確保するパートナーシップの確立を 図るために,さらに大きな一歩を踏み出していくことが求められています。日米センターは,両国の人々が世界中の人々とともに,グローバルな課題,先進工業国に共通の課題や,日米関係にとって重要な課題に対処するための共同プロジェクトを支援しています。

【安倍フェローシップ・プログラム】
 「安倍フェローシップ・プログラム」は国際交流基金日米センターが行なう事業の中核をなす研究奨学金プログラムです。日米センターは,1990年に安倍晋太郎元外務大臣が提唱した構想に基づき,翌1991年に設立されました。安倍氏は日米センター設立直後に亡くなりましたが,安倍氏のイニシアチブを記念して「安倍フェローシップ・プログラム」が誕生しました。本プログラムは,個人の調査研究プロジェクトに対する奨学金制度です。現代の地球的な政策課題で,かつ緊要な取り組みの必要とされる問題に関する,学際的,国際的な調査研究の増進を目的としています。また,長期的に政策指向的研究または報道に従事する新世代の研究者・ジャーナリストの成長を支援し,そのような政策課題をテーマとして共有する研究者・ジャーナリストの世界的ネットワークに主要なメンバーとして積極的に加わっていく人材の養成を目指しています。


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