アメリカ合衆国

令和6年7月29日
ブリンケン米国国務長官、オースティン米国国防長官、岸田総理、上川外務大臣、木原防衛大臣の集合写真 表敬を受ける岸田総理 (写真提供:内閣広報室)
表敬訪問の様子 表敬を受ける岸田総理 (写真提供:内閣広報室)

 7月29日、午後3時10分から約20分間、岸田文雄内閣総理大臣は、訪日中のアントニー・ブリンケン米国国務長官(The Honorable Antony Blinken, Secretary of State of the United States of America)及びロイド・オースティン米国国防長官(The Honorable Lloyd Austin, Secretary of Defense of the United States of America)の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。なお、表敬には、林芳正内閣官房長官、上川陽子外務大臣及び木原稔防衛大臣他が同席しました。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、ブリンケン長官及びオースティン長官の訪日を歓迎し、今回の日米安全保障協議委員会(日米「2+2」)において充実した議論が行われたとの報告を受けている、首脳間・閣僚間を始め様々なレベル・枠組みの協議や具体的協力を通じ、同盟の抑止力・対処力を一層強化していきたい旨述べました。これに対し、一同で岸田総理大臣の誕生日への祝辞を述べた後に、ブリンケン長官から、未来のためのグローバルなパートナーシップを築くというビジョンと共に、新たな戦略的イニシアティブを実施する意図を再確認した今回の「2+2」共同発表は極めて意義深い旨強調しました。また、オースティン長官から、今回の日米「2+2」で日米間の安全保障・防衛協力について有意義な議論を行うことができた旨述べるとともに、安全保障分野における岸田総理大臣の様々な取組に感謝する旨述べました。
  2. 双方は、日米「2+2」において、岸田総理大臣が4月に訪米した際の成果のフォローアップも含め、同盟の指揮・統制の向上、共同生産の追求等の様々な重要論点を扱い、着実な進捗があったとの見解で一致しました。また、米国の拡大抑止を引き続き強化するための二国間協力について、従来からの日米拡大抑止協議に加え、今回初めて閣僚会合を実施し、閣僚級で突っ込んだ議論を行ったことの意義を確認しました。加えて、今回実施された日米豪印外相会合や日米韓防衛相会談といった協議について、同志国ネットワークの強化の観点からの重要性を確認しました。
  3. 双方は、こうした取組を通じ同盟の抑止力・対処力を一層強化しつつ、在日米軍の安定的駐留を確保するためにも、地元の理解を得るべく、よく連携することの重要性を議論しました。

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