アメリカ合衆国
バーガー米海兵隊総司令官による菅総理大臣表敬
令和2年11月18日


11月18日、午後2時10分から10分間、菅義偉内閣総理大臣は、訪日中のデビッド・バーガー米海兵隊総司令官(海兵隊大将)(General David H. Berger, Commandant of the U.S. Marine Corps)の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです(日本側から坂井学内閣官房副長官ほか、米国側からジョセフ・ヤング駐日米国臨時代理大使(Mr. Joseph Young, Charge d'Affaires ad interim, U.S. Embassy in Japan)ほかが同席)。
- 菅総理大臣から、バーガー総司令官の訪日を歓迎しつつ、「史上かつてなく強固な日米同盟の抑止力・対処力の強化、そして『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向け、日米で引き続き連携と協力を深めたい」と述べました。これに対し、バーガー総司令官から、「地域の安全保障環境が厳しさを増す中、日米同盟の抑止力の維持に向け、変革を進め、一つのチームとして取り組んでいきたい」と述べました。
- 双方は、日米安保・防衛協力や地域情勢について意見交換を行いました。双方は、東シナ海及び南シナ海において継続・強化される一方的な現状変更の試みに関し、深刻な懸念及び強い反対の意を表明するとともに、引き続き、日米で緊密に連携していくことを確認しました。
- また、在日米軍再編等に関し、菅総理大臣から、在日米軍の安定的駐留を確保するためには、地元の理解と協力が不可欠であり、そのためにも、日米間の緊密な情報共有及び連携が重要である旨述べました。その上で双方は、日米同盟の抑止力を維持しつつ、沖縄の負担軽減の着実な実施を始め、地元の負担軽減を図ることの重要性を確認しました。