アメリカ合衆国

日米経済対話(初回会合)

平成29年4月19日

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4月18日午後3時15分から約1時間(日本時間),麻生太郎副総理兼財務大臣は,訪日中のマイク・ペンス米国副大統領(H.E. Mr. Michael Pence, Vice President of the United States of America)と,総理官邸において第1回日米経済対話を実施したところ,概要以下のとおり(米側同席者:ピットコック副大統領首席補佐官,トンプソン副大統領安全保障補佐官,カラブリア副大統領首席エコノミスト他,日本側同席者:佐々江駐米大使,片上外務審議官,浅川財務官,毛利国土交通審議官,片瀬経済産業審議官,山野内外務省経済局長他。)。事後に共同プレスリリース(英文(PDF) / 仮訳(PDF))を発出した。

1 冒頭発言

(1)麻生副総理より,桜の花が残る4月の日本にペンス副大統領をお迎えすることができ,大変嬉しく思う,「摩擦」という言葉に象徴された日米経済関係は遠い過去であり今や「協力」の時代である,今後,日米経済関係を更に大きく飛躍させ,日米両国,アジア太平洋地域,ひいては世界の力強い経済成長をリードしていくため,じっくり議論したい旨述べた。

(2)これに対し,ペンス副大統領より,東京で再び麻生副総理にお会いできることを嬉しく思う,先般の日米首脳会談における安倍総理大臣とトランプ大統領からの指示を踏まえ,日米両国がパートナーとして今回日米経済対話を正式に立ち上げることができた,今後,麻生副総理とともに包括的な対話に取り組んでいきたい旨発言があった。

2 貿易・投資のルール/課題に関する共通戦略

(1)麻生副総理とペンス副大統領は,自由で公正なルールに基づく貿易と投資は,日米のみならず,世界経済の成長と繁栄を実現するための不可欠の価値であり,行動原則であることを確認した。

(2)その上で,麻生副総理より,日米二国間の経済関係を一層強化し,両国のリーダーシップで高い貿易及び投資に関する基準を構築し,アジア太平洋地域に自由で公正な貿易ルールを広げていきたい旨述べた。また,第三国の不公正な貿易慣行の是正に向けて,WTOの紛争解決手続の活用等を念頭に,外務省の紛争解決部門,経済産業省に本日新設された通商法務官チームを含め,日米関係当局間の連携をこれまで以上に緊密にしていきたい旨述べた。

(3)これに対し,ペンス副大統領より,二国間の貿易及び投資関係を強化していくためのアプローチや,自由で公正な貿易の重要性に関する米側の考え方について述べた他,本対話での議論を通じて,日米両国における経済成長,雇用創出及び繁栄のための強い基盤を構築することが重要であり,本日は新たな日米関係の第1章となる,具体的な成果につながる生産的な対話を行いたい旨発言があった。

3 経済及び構造政策分野における協力

(1)麻生副総理より,G7で合意した財政,金融,構造政策の「3本の矢のアプローチ」を日米で積極的に活用し,バランスの取れた力強い成長を主導していくための議論をしていきたい,また,日米を取り巻く国際的な経済及び金融情勢についても意見交換し,緊密に連携していきたい旨述べた。

(2)これに対し,ペンス副大統領より,G7のコミットメントでもある「3本の矢のアプローチ」は両国が直面する経済的諸課題に対処していく上で有益な枠組みである,国際的な経済及び金融情勢が日米両国及び世界経済に与えうる影響等についても本件対話で議論していきたい旨応じた。

4 分野別協力

(1)麻生副総理より,高速鉄道等のインフラ整備,エネルギー,経済分野での女性のエンパワーメント等の分野での協力を通じ,日米経済関係を多面的に深化させていきたい旨述べた。

(2)これに対し,ペンス副大統領より,日米両国で協働することによって,より強固な日米関係を構築する新たな方途を見つけることができる,本日は日米のパートナーシップにとって重要な一日となった旨発言があった。

5 結語

(1)麻生副総理とペンス副大統領は,本対話での有意義かつ建設的な意見交換を通じ,日米経済関係の新たな1章が切り開かれたことを歓迎し,今後日米がウィン・ウィンの経済関係を一層深めていくことを確認した。

(2)麻生副総理とペンス副大統領は,次回会合を本年内の双方の都合の良い時期に,米国にて,第2回日米経済対話を開催することで一致した。

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