重点国・地域との対話及び協力の維持・強化

令和5年11月16日
IPEF首脳の集合写真 IPEF首脳会合 (写真提供:内閣広報室)
スピーチする岸田総理大臣 IPEF首脳会合 (写真提供:内閣広報室)

 現地時間11月16日午後4時44分(日本時間11月17日午前9時44分)から約16分間、米国・サンフランシスコにおいて、インド太平洋経済枠組み(IPEF)首脳会合が開催され、岸田文雄内閣総理大臣が出席しました。概要は以下のとおりです。また、参加国は首脳声明を発出しました。

  1. 本首脳会合は、バイデン米大統領の主催により開催され、我が国の他、オーストラリア連邦、ブルネイ・ダルサラーム国、フィジー共和国、インド共和国、インドネシア共和国、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン共和国、大韓民国、シンガポール共和国、タイ王国、ベトナム社会主義共和国の代表が出席しました。
  2. 冒頭、バイデン米国大統領から、IPEFサプライチェーン協定の署名、IPEFクリーン経済協定及びIPEF公正な経済協定に係る交渉の実質妥結について述べた上で、高い労働・環境基準を含むハイレベルな貿易ルールを目指し、更なる進展が必要である旨述べました。
  3. 岸田総理大臣から、立ち上げからわずか1年半で大きな進展を見たこと及び米国のインド太平洋地域への積極的なコミットメントへの歓迎の意を述べました。また、IPEFにおいてハイスタンダードなルール・基準を策定することに加え、具体的な協力案件を形成することが不可欠であり、参加各国が必要とする分野で実体的なメリットを提示できるよう、日本として引き続き取り組んでいく旨述べました。
  4. ベトナム、インドネシア及びシンガポールの代表からも、IPEFにおける今般の成果を歓迎するとともに、今後の更なる連携への期待が述べられました。
(参考1)日本及び米国以外の各国からの出席者(国名アルファベット順)

  オーストラリア連邦:アンソニー・アルバニージー首相
  ブルネイ・ダルサラーム国:ハサナル・ボルキア国王兼首相兼国防相兼蔵相
  フィジー共和国:シティベニ・ランブカ首相
  インド:ピユシュ・ゴヤル商工大臣
  インドネシア共和国:ジョコ・ウィドド大統領
  マレーシア:アンワル・イブラヒム首相
  ニュージーランド:ダミエン・オコナー貿易・輸出促進担当大臣
  フィリピン共和国:フェルディナンド・マルコス大統領
  大韓民国:尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領
  シンガポール共和国:リー・シェンロン首相
  タイ王国:セター・タウィーシン首相
  ベトナム社会主義共和国:ヴォー・ヴァン・トゥオン国家主席

(参考2)別添PDF

  首脳声明(英文(PDF)別ウィンドウで開く和文(PDF)別ウィンドウで開く
  IPEFサンフランシスコ会合に関するプレスステートメント(柱2~4関連)(英文(PDF)別ウィンドウで開く和文(PDF)別ウィンドウで開く


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