重点国・地域との対話及び協力の維持・強化

令和5年11月14日
IPEF閣僚級会合の出席者による集合写真
テーブルに着き、IPEF閣僚級会合に臨む、上川外務大臣及び西村経産大臣の様子
IPEF閣僚級会合の会場内全体の様子

 現地時間11月13日及び14日(日本時間11月14日及び15日)、米国のサンフランシスコにおいて、インド太平洋経済枠組み(IPEF)の閣僚級会合が開催され、我が国から上川陽子外務大臣及び西村康稔経産大臣が出席しました。概要は以下のとおりです。

テーブルに着き、協定書への署名を行う、上川大臣の様子(遠写)
テーブルに着き、協定書への署名を行う、上川大臣の様子(接写)
  1. 本閣僚級会合は、キャサリン・タイ米国通商代表及びジーナ・レモンド米国商務長官により開催され、我が国の他、オーストラリア連邦、ブルネイ・ダルサラーム国、フィジー共和国、インド共和国(14日のみ)、インドネシア共和国、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン共和国、大韓民国、シンガポール共和国、タイ王国、ベトナム社会主義共和国の代表が出席しました。なお、冒頭、米側からは上川大臣に対し、就任後初めての出席を歓迎するとの発言がありました。
  2. 本会合においては、柱1(貿易)、柱3(クリーン経済)及び柱4(公正な経済)の3つの分野に関して議論が行われ、大きな進展がありました。また、本会合において、本年5月のデトロイトでの閣僚級会合において実質妥結した柱2のIPEFサプライチェーン協定の署名式が行われました。
  1. 上川大臣からは、引き続き各柱における具体的な取組の早期実施に向けて、日本としても積極的に協力していきたい旨述べました。また、上川大臣及び西村経済産業大臣から、柱3のクリーン経済への移行を後押しするため新たに立ち上げられるIPEF基金に日本政府として約1,000万ドル(約14億円)を拠出予定である旨プレッジしました。
  2. さらに、本閣僚級会合におけるそれぞれの分野の進展について首脳会合で報告されることとなりました。
(参考1)日本及び米国以外の各国からの出席者(国名アルファベット順)
  • オーストラリア連邦:ドン・ファレル貿易・観光大臣
  • ブルネイ・ダルサラーム国:アミン・リュー首相府大臣兼第二財務経済大臣
  • フィジー共和国:マノア・カミカミザ副首相兼対外貿易、企業、中小企業大臣
  • インド共和国:ピユシュ・ゴヤル商工大臣
  • インドネシア共和国:アイルランガ・ハルタルト経済担当調整大臣
  • マレーシア:ザフルル・アジズ投資貿易産業大臣
  • ニュージーランド:ダミエン・オコナー貿易・輸出促進担当大臣
  • フィリピン共和国:アルフレド・パスクアル貿易産業大臣
  • 大韓民国:安徳根(アン・ドックン)通商交渉本部長
  • シンガポール共和国:ガン・キムヨン貿易産業大臣
  • タイ王国:パーンプリー・パヒターヌコーン副首相兼外務大臣
  • ベトナム社会主義共和国:グエン・シン・ニャット・タン商工省副大臣
(参考2)別添

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