アメリカ合衆国
日米外相会談
令和7年7月1日

現地時間7月1日正午(日本時間2日午前1時)から約45分間、日米豪印外相会合に出席するためにワシントンD.C.を訪問中の岩屋毅外務大臣は、マルコ・ルビオ米国国務長官(The Honorable Marco Rubio, Secretary of State of the United States of America)との間で日米外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、岩屋大臣から、国際情勢が激しく動く中で日米が緊密に意思疎通することは極めて重要である旨述べ、両外相は、今後も日米同盟を更なる高みに引き上げていくことで一致しました。
- 両外相は、インド太平洋地域が直面する諸課題やこの地域において日米両国が果たすべき役割について議論し、日米両国が「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、具体的な協力を積み重ねていくことの重要性で一致しました。
- 岩屋大臣から、今般、日米豪印外相会合を主催した米国のイニシアティブを高く評価する旨述べ、両外相は、日米豪印、日米韓、日米比などの地域のパートナーとの同志国連携を更に進めていくことを確認しました。
- また、両外相は、日米同盟の抑止力・対処力の一層の強化に向けた議論を行い、日米安全保障協議委員会(「2+2」)開催に向け調整を進めていくことを確認しました。
- 両外相は、米国の関税措置に関しても意見交換を行い、日米双方にとって利益となる合意の実現に向け、担当閣僚間の協議を後押ししていくことを改めて確認しました。
- 両外相は、地域情勢について意見交換を行いました。
- 両外相は、中国をめぐる諸課題について意見交換を行いました。また、両外相は、台湾海峡の平和と安定の重要性を確認しました。
- 両外相は、核・ミサイル問題を含む北朝鮮情勢について意見交換を行い、北朝鮮の完全な非核化に向けての確固たるコミットメントを改めて確認しました。また、拉致問題の即時解決について、岩屋大臣から引き続きの協力を求め、ルビオ国務長官から支持を得ました。