アメリカ合衆国

令和6年9月21日

1 独立関連施設(独立記念館、自由の鐘、国立憲法センター)訪問

独立記念館を見学する岸田総理大臣夫人 (写真提供:内閣広報室)
米国の独立と自由の象徴とされる鐘を鑑賞する岸田総理大臣夫人 (写真提供:内閣広報室)

 岸田裕子総理大臣夫人は、モリカワ在フィラデルフィア名誉領事、シムズ独立記念公園歴史公園管理責任者等の案内により、独立記念館、自由の鐘、国立憲法センターを訪問しました。まず、1776年に独立宣言が署名された独立記念館を訪問した後、米国の独立と自由の象徴とされる鐘を鑑賞しました。国立憲法センターでは、米国における女性の参政権に関する展示を鑑賞し、合衆国憲法に関する資料等について説明を受けました。

2 フィラデルフィア美術館訪問

美術品の説明を受ける岸田総理大臣夫人 (写真提供:内閣広報室)
美術品を見学する岸田総理大臣夫人 (写真提供:内閣広報室)

 岸田総理夫人は、フィラデルフィア美術館を訪問しました。同美術館の副館長であるマギー・フェアーズ氏を始め、同美術館の日本美術等の専門家から説明を受けながら、江戸の風景に関する特別展示や同美術館の日本茶室「寸暇楽庵」の復元を含む日本関連資料等を鑑賞しました。

3 松風荘における懇談

松風荘における懇談会の記念写真 (写真提供:内閣広報室)
車座で話を伺う岸田総理大臣夫人の様子 (写真提供:内閣広報室)

 岸田総理夫人は、年間4万人以上が訪れるフェアマウント公園内の日本式庭園内に設置された日米文化交流の拠点、松風荘を訪問しました。ハウク幸子茶道裏千家淡交会フィラデルフィア幹事長が点てた抹茶を楽しみながら、現地で日本語教育、日本文化の研究に従事している方々等と懇談を行いました。岸田総理夫人から、すばらしい日本庭園に感銘を受けたと述べた上で、「日米関係の発展に重要な役割を果たしている日本語教育関係者、日本文化の研究者の皆様の日々の尽力に心から敬意を表します。」と述べました。参加者からは、現地における日本語教育や日本文化、日米交流に対する高い関心について語られ、和やかなやり取りが行われました。

【参加者7名】

  1. ジョージ・レオン フィラデルフィア日米協会会長
  2. チューニ・一美 フィラデルフィア日米協会専務理事
  3. テレサ・カーニー フィラデルフィア日米協会シニアディレクター
  4. デイビッド・ブリエル ペンシルベニア州国際経済開発副長官(元JET)
  5. 福澤隆治 フィラデルフィア日本語補習授業校校長
  6. リンダ・チャンス ペンシルベニア大学東アジア言語人文学部准教授
  7. デニス・モリカワ 在フィラデルフィア名誉領事

【参考】松風荘
 フェアマウント公園内にある松風荘は、1953年に伝統的な技術と素材を用いてまず名古屋で建てられ(建築家・吉村順三の設計)、1952年から2年間にわたってニューヨーク近代美術館(MoMA)の中庭で展示された後、1958年に現在のフィラデル フィア市内にあるフェアモント公園に移築された。建物内には茶室がある。 1876年のフィラデルフィア万国博覧会の際に、アメリカで初めて造園された日本庭園跡地に隣接しており、毎年4万人以上が訪れる。

4 日米文化交流関係者等との夕食会

日米交流関係者等との記念写真 (写真提供:内閣広報室)

 岸田総理夫人は、現地で活躍する日米文化交流関係者等との夕食会を行いました。岸田総理夫人は、参加者からの各分野における活動、特にフィラデルフィア日米協会が主催するフィラデルフィア・スバル桜祭りを始めとした日米交流や米国における日本文化の発信等の様々な経験談に耳を傾け、「日米関係は人と人とのつながりや交流の積み重ねによって築かれた基盤に支えられていると感じます。」と述べました。

【参加者7名】

  1. チューニ・一美 フィラデルフィア日米協会専務理事
  2. ダニエル・マツカワ フィラデルフィア管弦楽団首席ファゴット奏者、カ ーティス音楽院及びテンプル大学教員、インディペンデンス・シンフォニ ア音楽監督兼指揮者
  3. 吉田直司 スバルアメリカ会長兼CEO
  4. 高橋祐志 東京海上ノースアメリカ・インク ヴァイスプレジデント
  5. シャオジン・ウー フィラデルフィア美術館ルーサー・W・ブレイディ日 本美術キュレーター
  6. 佐藤楠 フィッシャー・フィリップス法律事務所パートナー&国際法務部 共同チェア、Wagyu Sommelier 社長
  7. デニス・モリカワ 在フィラデルフィア名誉領事

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