アメリカ合衆国
日米首脳会談
令和5年11月16日


現地時間11月16日午後5時15分(日本時間17日午前10時15分)から約15分間、APEC首脳会議に出席するため米国サンフランシスコを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、ジョセフ・バイデン米国大統領(The Honorable Joseph R. Biden, Jr., President of the United States of America)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、岸田総理大臣から、歴史的なキャンプ・デービッドでの日米韓首脳会合以来の再会を嬉しく思う旨述べた上で、中東、ウクライナ、中国や北朝鮮を含むインド太平洋地域の諸課題もあり、日米の連携はこれまで以上に必要である旨述べたのに対し、バイデン大統領から、日米同盟の重要性はこれまでになく高まっており、日米間の連携を一層強化していきたい旨述べました。また、岸田総理大臣から、インド太平洋経済枠組み(IPEF)の大きな進展を歓迎するとともに、日米経済政策協議委員会(経済版「2+2」)の開催も時宜を得たものである旨述べました。
- 両首脳は、地域情勢について意見交換を行いました。
- 岸田総理大臣から、イスラエル・パレスチナ情勢をめぐるバイデン大統領のリーダーシップ及び人道的休止の実現を含む米国の外交努力を高く評価する旨述べ、両首脳は、ハマス等のテロ攻撃を非難するとともに、ガザ地区の人道状況の改善と「二国家解決」の実現に向け、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
- 両首脳は、ロシアによるウクライナ侵略について、厳しい対露制裁と強力なウクライナ支援を継続していくことで一致しました。
- 両首脳は、15日に行われた米中首脳会談の結果を踏まえつつ、中国をめぐる諸課題への対応に当たり、引き続き日米で緊密に連携していくことで一致しました。また、両首脳は、中国と共通の課題については協力していくことの重要性を確認しました。