アメリカ合衆国
ハリス米国副大統領による菅総理表敬
令和3年4月16日

(写真提供:内閣広報室)

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現地時間16日午前11時5分(日本時間17日午前0時5分)から約1時間、ワシントンDC訪問中の菅義偉内閣総理大臣は、カマラ・ハリス米国副大統領(The Honorable Kamala Harris, Vice President of the United States of America)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、ハリス副大統領から、菅総理の訪米を心から歓迎する旨述べました。これに対して、菅総理から、ハリス副大統領のおもてなしに対する深い謝意を述べました。その上で、両者は、国際社会共通の課題や地域情勢について幅広く意見交換を行い、日米の緊密な連携を確認しました。
- 両者は、インド太平洋地域の平和と繁栄の礎である日米同盟をより一層強化 すると同時に、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、日米両国が、豪州やインド、ASEANといった同志国等と連携・結束していくことで一致しました。
- 両者は、中国、北朝鮮等の地域情勢について意見交換を行いました。また、菅総理から、北朝鮮の拉致問題の即時の解決に向けて引き続きの理解と協力を求め、ハリス副大統領から支持が示されました。
- 両者は、気候変動対策は経済成長につながるイノベーションの原動力であるとの認識の下、主要経済国の関与を得た取組の推進に向けて、この分野における日米協力を一層強化していくことで一致しました。
- 菅総理は、日本企業による米国経済への貢献を紹介しつつ、日米経済関係を一層強化していくべく連携していきたい旨述べたのに対して、ハリス副大統領から、日本企業による米国社会への貢献に対する高い評価が示されるとともに、緊密に連携していきたい旨述べました。
- 両者は、中米地域から米国へ流入する移民の問題について意見交換を行い、菅総理は、移民発生の根本原因である中米地域の貧困、治安、災害等の分野における課題の解決について米国と連携していきたい旨述べました。ハリス副大統領からは、これに対する賛意と日本の中米移民問題へのこれまでの貢献に対する高い評価が示されました。
- 菅総理から、本年夏、世界の団結の象徴として、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を実現する決意を述べたのに対して、ハリス副大統領から支持が表明されました。
- 菅総理から、ハリス副大統領の早期訪日を招請しました。両者は、新型コロナの感染状況を見極めつつ、適切な時期の同副大統領訪日を調整していくことで一致しました。