アメリカ合衆国
日米外相電話会談
平成28年8月27日
27日,17時(現地時間)から約30分間,第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)に出席するためケニアを訪問中の岸田文雄外務大臣は,ジョン・ケリー米国国務長官(The Honorable John F. Kerry, Secretary of State of the United States)と日米外相電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 岸田大臣から,8月24日の潜水艦発射弾道ミサイルと考えられる弾道ミサイル発射は,明白な安保理決議違反であるだけでなく,これにより,日米を含むアジア太平洋地域の安全保障に対する脅威が一層増したとの認識の下,北朝鮮による一連の挑発行動に対し,日米をはじめとする国際社会が厳しく対応することの重要性を強調しました。
2 これに対しケリー国務長官から,全く同じ認識であり,北朝鮮によるミサイル発射は国連安保理決議(PDF)に明らかに違反しており強く非難する,米国は日本を含む同盟国の防衛に対する断固としたコミットメントを改めて確認する旨の発言がありました。
3 両外相は,27日(NY時間26日),24日の発射を含む最近の北朝鮮による弾道ミサイル発射を強く非難する国連安保理プレスステートメントが発表されたことを歓迎するとともに,日米同盟を一層強化し,日米韓の間の安保協力を更に推進していくことで一致しました。
4 岸田大臣から,日韓合意の進捗状況について説明したところ,ケリー国務長官より,安倍総理と岸田大臣のリーダーシップを高く評価する旨発言がありました。
5 この他,両外相は,日米関係や海洋を巡る問題等についても意見交換を行い,引き続き連携を強化していくことで一致しました。