アメリカ合衆国
日米首脳電話会談
令和2年3月25日
3月25日午前10時頃から約40分間,安倍晋三内閣総理大臣は,ドナルド・トランプ米国大統領(The Honorable Donald J. Trump, President of the United States of America)と電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 東京オリンピック・パラリンピックに関し,安倍総理から,昨日のバッハIOC会長との電話会談において,世界のアスリートが最高のコンディションでプレイでき,観客にとって安全で安心な大会とするために,おおむね1年程度延期し,遅くとも2021年の夏までに開催することで合意した旨説明しました。これに対し,トランプ大統領からは,開催延期は大変素晴らしく賢明な決定であると繰り返しつつ,日本国民にもそうした自分の考えを伝えて欲しいと述べ,安倍総理の立場を100%支持するとの発言がありました。両首脳は,人類が新型コロナ感染症に打ち勝った証として,東京オリンピック・パラリンピックを「完全な形」で開催するため,緊密に連携していくことを確認しました。
- また,両首脳は,新型コロナウイルス感染症に関し,治療薬やワクチンの開発等を含む日米協力や情報共有について,引き続き連携していくことで一致しました。
- さらに,両首脳は,26日に行われるG20首脳テレビ会議や今後のG7首脳テレビ会議に向けた日米間の連携を確認しました。
- なお,両首脳は,北朝鮮情勢についても意見交換を行いました。