アメリカ合衆国

平成29年6月27日

米国時間26日午後4時(日本時間27日午前5時)から約1時間,訪米中の杉山晋輔外務事務次官は,ジョン・サリバン米国国務副長官(Mr. John J. Sullivan, Deputy Secretary of State of the United States)と意見交換したところ,概要は以下のとおり。

  1. 冒頭,杉山次官から,サリバン副長官の就任に対する祝意を表するとともに,今後,揺るぎない日米同盟の絆を更に強化していくべく,サリバン副長官と連携していきたい旨述べた。これに対しサリバン副長官から,杉山次官の訪問を歓迎するとともに,地域及び国際社会が直面する問題への対応のため,引き続き日米間で緊密に連携していきたい旨述べた。
  2. 両者は,日米関係,北朝鮮,南シナ海などの問題,アジア太平洋地域情勢等について意見交換を行った。両者はまた,アジア太平洋地域の安全保障環境がより厳しさを増しているという認識を共有した上で,インド太平洋を含めた様々な地域や国際社会の諸課題における日米の連携を確認した。
  3. 特に両者は,北朝鮮への対応に当たり,引き続き,安全保障面を含め日米及び日米韓の協力を進めていくことの重要性を確認した。また,杉山次官から,拉致問題は安倍政権の最重要課題である旨述べ,我が国の立場を説明し,両者は,拉致問題の早期解決に向けて日米で引き続き緊密に連携していくことを確認した。

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