アメリカ合衆国
武井外務大臣政務官の米国訪問(結果)
平成28年9月27日
9月21日から25日にかけて,武井俊輔外務大臣政務官は,米国のロサンゼルス及びデンバーを訪問し,米政府関係者等と意見交換を行ったところ,概要は以下のとおりです。
ロサンゼルス(21日,22日)
(1)政府関係者等
(ア)ロバート・ヘルツバーグ・カリフォルニア州上院議員

武井政務官は,ロバート・ヘルツバーグ・カリフォルニア州上院議員と日米関係について意見交換を行いました。両者は,自由貿易推進の流れを確固たるものにしていく上でも,日米が協力してTPPの早期発効に向けて取り組むことの重要性について一致しました。
(イ)トーマス・イイノ・ロサンゼルス市長貿易諮問委員会委員
武井政務官は,トーマス・イイノ・ロサンゼルス市長貿易諮問委員会委員等の日系人との意見交換を行いました。武井政務官からは,在米日系人の日米関係強化への尽力に感謝するとともに,日系人と日本との関係強化は,日米同盟の更なる強化に資するものであり,引き続き協力していただきたい旨述べました。(ウ)スティーブ・チャン世界貿易センター・ロサンゼルス代表
武井政務官は,スティーブ・チャン世界貿易センター・ロサンゼルス代表と会談を行い,日米経済関係について意見交換を行いました。先方から米国,特にロサンゼルスに対する日本の投資が果たす重要な役割やロサンゼルスが自由貿易から得ている恩恵について説明があり,自由貿易推進の流れを確固たるものにしていく上でも,日米が協力してTPPの早期発効に向けて取り組むことの重要性で一致しました。(2)その他
(ア)武井政務官は,ロサンゼルス郡交通局を訪問し,高速鉄道の整備を含むロサンゼルスの公共交通網の整備のあり方について説明を受けた上で,公共交通網の整備における民間企業の役割等について,日本の実例を示しつつ,意見交換を行いました。(イ)武井政務官は,第2次世界大戦中に欧州戦線で戦った日系人だけで編成された第442連隊記念碑(Go For Broke Monument)や全米日系人博物館を視察し,第2次世界大戦時の日系人の歩みについて関係者と意見交換を行いました。

(ウ)武井政務官は,アルハンブラ市を訪問し,現地で行われている桜植樹式に出席し,挨拶を行いました。その際,ゲーリー・ヤマウチ同市市会議員と意見交換し,日系コミュニティと日本との関係強化の重要性について確認しました。この他,武井政務官は,ジャパン・ハウスを訪問しました。
デンバー(22日~24日)
(1)政府関係者等
(ア)コリー・ガードナー米連邦上院議員

武井政務官は,コリー・ガードナー米連邦上院議員と,日米関係について意見交換をしました。武井政務官からは,アジア太平洋地域における安全保障環境は一層厳しさを増しており,日米同盟が果たすべき役割はより重要になっているとし,両者は北朝鮮問題を含む様々な課題について緊密に連携して対応することで一致しました。また,自由貿易推進の流れを確固たるものにしていく上でも,日米が協力してTPPの早期発効に向けて取り組むことの重要性について一致しました。
(イ)ドナ・リン・コロラド州副知事(知事代行),ビル・カッドマン・コロラド州上院議長及びドナルド・メアーズ・デンバー副市長

武井政務官は,ドナ・リン・コロラド州副知事(知事代行),ビル・カッドマン・コロラド州上院議長及びドナルド・メアーズ・デンバー副市長と,日・コロラド関係について意見交換をしました。武井政務官からは,ヒッケンルーパー同州知事のイニシアティブの下,コロラド州と我が国の関係が飛躍的に発展しており欣快である旨述べ,日・コロラド関係の更なる発展にも期待している旨述べました。先方からは,日・コロラド関係の一層の発展のために,引き続き,日本政府と緊密に連携したい旨話がありました。