アメリカ合衆国

平成27年9月30日
9月29日16時30分頃から約50分間、ニューヨーク出張中の安倍総理は、バイデン米副大統領による表敬を受けたところ、概要以下のとおり。

1 日米関係

冒頭、双方による挨拶の後、安倍総理より、平和安全法制が成立したことにより、日本の平和はより確かなものになると述べ、今後も地域や国際社会の平和と安定のために日米で一層緊密に連携して取り組んでいきたい旨述べた。
これに対しバイデン副大統領より、総理が日米同盟強化に向けた努力を続けていることに感謝するとの発言があった。

2 東アジア情勢

双方は、習近平主席の訪米等、最近の米中間、日中間の動き等について意見交換を行い、海洋をめぐる問題を含む様々な課題につき、日米両国で連携していくことで一致した。
北朝鮮に関し、安倍総理より、北朝鮮に対し、挑発行動の自制、安保理決議や六者会合共同声明の遵守を求めるべきである旨説明し、双方は、北朝鮮への対応で日米韓の連携の重要性について改めて確認した。また、安倍総理より、拉致問題について引き続き米国の理解と協力を期待する旨述べた。

3 ロシア

安倍総理より、前日の日露首脳会談について触れつつ、ロシアに対しては、ウクライナ情勢の改善のために建設的役割を果たすよう求めたこと、また、シリア情勢についてもロシアに対し建設的な役割を果たすよう求めたことを紹介した。バイデン副大統領からは、そうした日本の対応を歓迎する旨の発言があった。

4 TPP

安倍総理より、TPPを早期に成立させ、世界に前向きなメッセージを出すことが重要である旨発言し、バイデン副大統領からもこの機会に合意を目指すべきとの発言があり、日米間で最大限連携していくことで一致した。

アメリカ合衆国へ戻る