北米

平成30年6月14日

 平成30年6月6日から10日まで,安倍総理夫人は米国及びカナダを訪問した安倍総理に同行し,様々な活動を行いました。

アメリカ合衆国

1 ラサール・バッカス小学校訪問

ラサール・バッカス小学校訪問

 6月7日(木曜日)午前10時から50分間,安倍総理夫人はワシントンDCの北東地区にあるラサール・バッカス小学校を訪問しました。
 ラサール・バッカス小学校は,エンバシー・アダプション・プログラムを通じて在米国日本大使館のパートナーとなっています。生徒の大半は日本を始めとしたアジア圏文化に馴染みがない中で,日本大使館は,2017年8月からラサール・バッカス小学校とともに,和菓子作り,墨絵,「もったいない」という考え方について学ぶ授業を行うなど様々な交流活動に取り組んできました。
 安倍総理夫人は,同校の5年生の児童15名が学ぶ教室を訪れ,これまで学んだ日本についての発表を聞いたり,一緒に日本語でじゃんけん大会を行うなど,交流を持ちました。総理夫人からは,児童たちに対し,これからも日本のことを多く学び,日本と米国との友好関係を大切にしてほしい旨述べました。

(参考)
 エンバシー・アダプション・プログラムとは,1974年から開始されているワシントンDCの公立学校と各国大使館が参加するプログラムで,特定の学校と各大使館が一対一で年間を通して様々な交流を通じて外国文化を紹介する事業。ワシントンDC地区の公立学校団体DC Public Schoolsが各国大使館と学校をランダムに組み合わせパートナー関係を結び,両者が一緒に様々な文化交流活動を実施するもの。

2 在日米軍配偶者等との懇談

在日米軍配偶者等との懇談

 6月7日(木曜日)午後12時から約80分間,安倍総理夫人は,ワシントン近郊に在住する在日米軍経験者の配偶者等との懇談を行いました。
 懇談には,在日米軍経験者の配偶者4名と,JUMP事務局長夫妻が参加し,総理夫人に対し,日本在住時の心に残るエピソードや,地元日本人コミュニティと実施した日米交流活動の思い出話などを披露しました。米国帰国後に参加したJUMPイベントについても報告が行われ,総理夫人からは,参加者一人一人が帰国した今もそれぞれの立場で日本との繋がりを大切にしていることに敬意と感謝の意を表するとともに,今後も引き続き両国関係の強化に貢献し,それぞれの分野で一層活躍されるよう期待する旨を伝えました。

(参考)
 JUMP(Japan-U.S. Military Program)とは,米国内に所在する在日米軍経験者及びその家族が,帰国後も引き続き日本の「応援団」として良好な関係を維持・強化することを目的として,在米国の日本大使館と総領事館が,レセプション,パネルディスカッション等の各種イベント,ソーシャル・メディアを活用した情報発信等を行っている事業。

3 カレン・ペンス米国副大統領夫人との面談

カレン・ペンス米国副大統領夫人との面談

 6月7日(木曜日)午後2時から約60分間,安倍総理夫人は,米国副大統領公邸においてカレン・ペンス副大統領夫人と懇談しました。両夫人が会うのは,本年2月のペンス副大統領夫妻の訪日時,4月の安倍総理夫妻訪米時に続き3度目です。今回,ペンス副大統領夫人自らの案内により公邸内や庭園を散策しながら,終始和やかな雰囲気の中,更に両夫人の親交を深めました。

カナダ

 安倍総理夫人は,カナダにおけるG7シャルルボワ・サミットにおいて,ソフィー・グレゴワール・トルドー首相夫人が主催する公式配偶者プログラムに参加しました。

 6月8日(金曜日),夫妻にて,トルドー・カナダ首相夫妻の出迎えを受けた後,G7首脳配偶者らとの昼食会に参加しました。同昼食会には,安倍総理夫人の他に,ソフィー・グレゴワール・トルドー首相夫人(ホスト),ブリジット・マクロン仏大統領夫人,フィリップ・メイ英首相夫君,マウゴジャータ・トゥスク欧州理事会議長夫人が参加され,久々の再会を喜び合いました。

G7首脳配偶者

 6月9日(土曜日),安倍総理夫人は,G7首脳配偶者らとともにジェンダー平等に関するプログラムに参加しました。同プログラムには,Women Deliver CEO 兼会長であるカーチャ・アイバーセン氏,男性が主体となって女性に対する暴力撲滅に取り組む世界最大のキャンペーンである「ホワイト・リボン・キャンペーン」の創設者の一人であり作家のミカエル・カフマン氏,国連事務次長及びUN Women事務局長であるプムズィレ・ムランボ=ヌクカ氏がゲストスピーカーとして招待され,女性の権利・保護等ジェンダー平等についての活発な意見交換がなされました。

キャトルバン庭園

 その後,15ヘクタール以上の広大な土地に約25種類の庭(日本庭園,バラ園,白の庭,彫刻の庭など)が作られ,1,000種以上の植物を観察できる大変美しいキャトルバン庭園を,現在の庭園保有者であるジム・ウェルチ夫妻の案内の下散策し,キャトルバン庭園創設者の配偶者であるアン・パーキンス・カボット氏も交えての昼食会に参加しました。


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