ブラジル連邦共和国
日・ブラジル首脳会談
令和6年11月19日
(写真提供:内閣広報室)
現地時間11月19日午後3時30分(日本時間20日午前3時30分)から約40分間、G20リオ・サミットに出席するためブラジルを訪問中の石破茂内閣総理大臣は、ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ・ブラジル連邦共和国大統領(H.E. Mr. Luiz Inacio Lula da Silva, President of the Federative Republic of Brazil)と首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、石破茂内閣総理大臣から、G20サミットの成功に祝意を表しました。また、来年は、両国の外交関係樹立130周年の節目の年であり、両国関係を更に強固にしていきたい旨述べました。これに対し、ルーラ大統領は、ブラジル日系社会はブラジルの発展に大きく貢献している旨述べるとともに、石破総理大臣の就任への祝意を示し、外交関係樹立130周年の機に、様々な分野で協力していきたい旨述べました。
- 石破総理大臣から、来年のルーラ大統領の訪日の意向を歓迎すると述べました。また、石破総理大臣は、両国の貿易投資関係の潜在力は大きく、資源やバイオ燃料をはじめ幅広い分野で日本企業の関心が高い旨述べるとともに、両国間の貿易投資の拡大に共に取り組み、そのためには、メルコスールとの関係強化が不可欠である旨述べました。その上で、両首脳は、貿易投資を含む幅広い分野で日・メルコスールの双方がウィン・ウィンとなる協力について議論する場として、日・メルコスール戦略的パートナーシップ枠組み(仮称)につき協議し、協力して取り組んでいくことに合意しました。また、ルーラ大統領から、日本企業の投資に対する高い期待が表明されました。
- 両首脳は、グローバル・ガバナンス改革に関して、安保理改革が急務であり、常任・非常任理事国議席の双方を拡大すべくG4で引き続き連携していくことで一致しました。また、ロシアのウクライナ侵略、中東情勢といった国際社会の諸課題でも協力していくことを確認しました。