カナダ

令和3年6月13日
日・カナダ首脳会談 日・カナダ首脳会談
(写真提供:内閣広報室)

 現地時間6月13日午前8時45分(日本時間午後4時45分)から30分間、G7コーンウォール・サミットに出席するため英国を訪問中の菅義偉内閣総理大臣は、ジャスティン・トルドー・カナダ首相(The Right Honourable Justin Trudeau,Prime Minister of Canada)と日加首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 両首脳は、インド太平洋地域の安全保障環境が一層厳しさを増す中、先般合意された「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた両国の6つの優先協力分野に関し、今後、両国が具体的で力強い協力・連携を更に進めていくことで一致しました。
  2. 菅総理大臣は、先般日本が共催したCOVAXワクチン・サミットに際して、カナダが更なる拠出を表明したことを高く評価する旨述べました。その上で、両首脳はCOVAX等を通じたワクチンの公平なアクセス確保のために連携していくことを確認しました。
  3. 両首脳は、東シナ海における力を背景とした一方的な現状変更の試みなどについて深刻な懸念を共有しました。また、カナダ人の拘束事案について、菅総理大臣より、懸念を持って同事案を注視している旨伝えました。
  4. 両首脳は、北朝鮮の核・ミサイルの能力向上への懸念を共有するとともに、国連安保理決議の完全な履行が不可欠であることを確認しました。菅総理大臣は、北朝鮮による拉致問題の即時の解決に向けて、引き続きトルドー首相の支持と協力を求めたところ、先方からは支持の表明がありました。
  5. 最後に、トルドー首相は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会に選手団を派遣し、多くのメダルを獲得するのを楽しみにしている旨述べたのに対して、菅総理大臣より、安全・安心な大会に選手団をお迎えできるよう全力を尽くす旨述べました。

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