採用情報
インターン生の1日
パリ第一パンテオン・ソルボンヌ大学大学院 小谷 めぐみ(国際協力局 気候変動課)

- 氏名
- :小谷 めぐみ
- 所属大学
- :パリ第一パンテオン・ソルボンヌ大学大学院
- インターン課室
- :国際協力局 気候変動課
【9時30分:登庁】
デスクに着くと,まずメールチェックから始めます。
そして,Twitterの公式アカウント@CCMofa_Japanから,今日のつぶやきたい内容を考えます。大体テーマは気候変動課のホームページより決めています。
【午前中:パソコン作業】
翻訳作業をはじめます。インターン期間中に気候変動課のホームページを2つと「気候変動に伴うアジア・太平洋地域における自然災害の分析と脆弱性への影響を踏まえた外交政策の分析・立案」という気候変動と脆弱性に関する報告書を一部翻訳させて頂きました。外務省の気候変動課ホームページに自分の成果が目に見える形で残ったのが嬉しかったです。
インターンの後半期間は調書を作成しました。特定の国の気候変動に関する政策や気候変動関連のニュースを集めます。これは,特定の国の温室効果ガス削減目標等を調べることで,その国全体としての気候変動に関する政策を学ぶことができ,非常に有益でした。例えば,私が留学しているフランスでは,温室効果ガスの30%は運輸によるものが一番の原因ということを知りました。そういえば,パリでは排気ガスによる交通規制が頻繁に行われていて,急にバスが無料になったり,東京より安価に自転車を貸出しできるシステムがいたるところにあることを思い出しました。また,日本の温室効果ガスの9割はエネルギー起源の二酸化炭素によるもので,そのうち3割は産業によるものと知り,日本の企業の取組や日本のエネルギー政策についても,より興味が湧きました。
【12時30分:昼食】
普段はお弁当を持参しますが,課員の方々にランチに何度も連れて行って頂きました。気候変動課は雰囲気がすごく良く,仲良くしていただき,人間関係や職場環境にも恵まれて大変ありがたく思いました。
歓迎会や送別会もしていただき,とても楽しかったです。短い間ですが,大変あたたかく迎えてくださいました。
毎週木曜日に人事課の方がインターンランチとインターン交流会を1時間ずつ設けてくださり,毎週参加しました。そこでは,外務省での体験や試験制度について詳しく知ることができましたし,インターンを経験して入省された方のお話も聞くことができました。また,この場を通してインターン生の友達ができました。
【午後:シンポジウム】
調書以外にも,例えば,『気候変動によるリスク』というシンポジウムにも参加しました。ツイッターに動画のリンクや資料がありますが,気候変動が安全保障等様々な分野と関連していることを日本政府,国連や高校生の観点から学びました。特に,気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の副議長が女性の平等について主張し,もっと女性を受け入れるべきだと強調していたことが印象的でした。気候変動課は男女比が半々です!
国連総会にむけてインターンの後半は忙しくなりましたが,その準備などの様子を伺うことができたのもとても貴重な体験でした。
【18時15分:退庁・インターン飲み会・気候変動課食事会】
退庁時間は18時15分です。定時に帰ることができます。毎日新しい発見ができて,憧れの外務省職員の方々より学ぶことができて,最高のインターンシップを体験できたことに感謝します。