採用情報

平成26年11月10日
(左から冨樫映未里さん,音在貴輝さん,坪田悠さん,茂木真弓さん,鈴木優花さん,藤田隼さん,古田那奈さん,中村ゆりあさん)

自己紹介(名前,大学,受入課室)

冨樫映未里 京都大学公共政策大学院1年
アジア大洋州局 大洋州課
音在貴輝 東京大学公共政策大学院1年
大臣官房 IT広報室
坪田悠 津田塾大学国際関係学科3年
大臣官房 人物交流室
茂木真弓 東京大学教養学部文科1類2年
国際協力局 専門機関室
鈴木優花(記録) 東京大学公共政策大学院1年
総合外交政策局 国連政策課
藤田隼(司会) 早稲田大学政治経済学部国際政治経済学科4年
アジア大洋州局 大洋州課
古田那奈 一橋大学経済学部2年
経済局 国際貿易課
中村ゆりあ 大阪大学外国語学部外国語学科ロシア語専攻4年
欧州局 中央アジア・コーカサス室

応募した理由

(インターン生による座談会の様子 その1)
  • 中村:私はロシア留学(サンクトペテルブルグ大学)をこの夏までしていて,留学中にロシアの文学でコーカサスを舞台にした文学・映画にふれ,中央アジアに興味を持ったロシア語を使って仕事をしたいと思ったのがきっかけです。インターンシップを通じてロシアだけでなく,中央アジアに関わる仕事もあるんだな,と思いました。ちなみに,中央アジアのシャシリク(BBQ)のような郷土料理も好きです。(外務省で食べられるかな…?笑)
  • 古田:ソチオリンピック,盛り上がってましたか?
  • 中村:(オリンピックに関して)テレビで生中継はありましたが,ペテルブルクではあんまり盛り上がってませんでしたね~。。。
  • 藤田:僕は外務省で働いてみたいなという気持ちがあって,実際に中を見てみたいと思ったのが理由です。今年の6月にアメリカのメリーランド大学からの留学から帰国したのですが,DC付近の大学だったので,国際政治の授業が活発に行われており,その授業を通して外交に興味を持ちました。
  • 音在:アジア大洋州局を希望したのはなぜですか?
  • 藤田:本当はアジアに興味があって,大きなくくりで,アジア大洋州局を希望しました。大洋州課はオーストラリアも担当している課で,インターンシップ期間中はオーストラリア政治についての調査をしていました。これからいろんな面で日本と協力して行こうという国なので,面白いと思いました。
  • 中村:他に留学された方はいますか?
  • 古田:まだ出発していませんが,これからドイツのケルン大学に行きます。学部は,経済,商学,社会が一緒になった学部です。
  • 冨樫:私はパリ政治学院に留学していました。専攻は,ヨーロッパ研究です。短期間の留学ではありましたが,試験や論文課題もあり,とても濃密な日々を過ごしました。ハードな留学生活ではありましたが,ディプロマがもらえたときは嬉しかったです。
  • 茂木:高校の時に1年間アメリカに留学し,この夏はロンドンのLSEで国際関係論の授業を受けていました。こちらも短期間のプログラムでしたが試験や論文課題もあり,とてもハードでした。実は日曜日に帰国して,その翌日からインターンしています(笑)
  • 冨樫:留学を経験すると,日本に興味を持つようになりませんか?留学中,一学生の私にも,日本としての意見が求められる場面が何度もありました。そんな中で,自分の国の状況をきちんと理解し,当事者意識を持って考えていることが当然のこととして求められている。もっと自分の国のことをきちんと知りたいと強く思いました。
  • 古田:日本の歴史とか知らないと恥ずかしいですよね!
  • 音在:昔イギリス現地校に(小学校の1年間)通っていて,日本人としてのアイデンティティめいたものに目覚めたことをきっかけに,外務省の仕事に興味を持ち続けていました。特にIT広報室を志望したのは,大学院での学習によるところが大きいです。具体的には,国際法局の石井局長(当時)と山上審議官(当時)による演習の受講を通じて,国際問題における日本の立場が,広く理解されることの重要性を痛感し,海外向けの広報に興味を持ったことと,SNSの分析を行う演習を通じて,公共政策におけるSNSの活用に関心が高まったことが理由です。
  • 坪田:私は昔から国際的な仕事につきたいと思っていたのですが,国際協力や外交というよりは,より身近な国際交流に興味を持っていたので,留学生交流を扱っている,人物交流室に応募しました。私のインターン先の人物交流室では,海外からの留学生やJETプログラムも扱う部署で,海外での募集活動などを担当しています。大学で「ビッグシスター」という留学生のサポート係を担当してから,外国人の方が日本で感じる生きづらさが分かったんです。それで日本人も外国人も住みやすい環境を作るにはどうすればいいかについて考えるようになりました。私は国家としてというよりも,市民社会レベルで「多文化共生」について考えたいと思って,留学生交流やJETプログラムといった,身近な分野に関する仕組みを知りたくて,人物交流室でのインターンに応募しました。
  • 一同:熱いですねー。
  • 茂木:私は高校留学の時に「世界における日本の立場」というものを意識するようになり,その時から今まで続けている模擬国連という活動を通して外交に関心を持ち,その結果として外務省に興味を持ったのでインターンに応募しました。
  • 鈴木:私はもともと途上国の開発経済分野に興味を持っていて, 外務省や国連などで働くことを考えていました。そのため,霞ヶ関インターンシップの外務省の課題が,国連の安保理に関わる仕事と知った時,これだ!と思って応募しました。

受け入れ課室の紹介と業務内容

  • 藤田:皆さんの所属している課室の業務内容を教えてください。ちなみに,私が所属する大洋州課はオーストラリア,ニュージーランド,パプアニューギニア,バヌアツ,キリバス,サモア,ソロモン諸島,ツバル,トンガ,ナウル,パラオ,フィジー,マーシャル,ミクロネシア,クック,ニウエとの関係を担っている部署です。「太平洋・島サミット」と呼ばれる,太平洋の島々の首脳と日本の首脳が集まるサミットが来年に福島県のいわき市で開催されるので,それに向けての準備を行っています。先ほども少し紹介しましたが,私はオーストラリア政治の調査をしていました。オーストラリアの外交声明や国防白書,オーストラリア政治についての文献などを探して,そこから資料に使える情報を見つけていく作業です。
  • 坪田:私は,大臣官房 外務報道官・広報文化組織の人物交流室でインターンをしています。人物交流室は,外国政府関係者,有識者,文化人等との交流,留学生交流や青年交流,スポーツ交流などの分野において,広報をはじめとするさまざまな業務を行う部署です。外交政策を円滑かつ効果的にすすめるという外務省の役割を果たすには,国境や文化の垣根を越えた人と人との触れ合いを促進し,一般国民層においても日本に対する良いイメージや親近感を高めてもらうことが必要不可欠だからです。具体的には,日本に留学を希望する海外の学生に向けたホームページでの情報発信や,日本でALTとして外国語を教えたい外国人などを募集するJETプログラムの支援,オリンピック・パラリンピックやワールドカップなど国際スポーツ大会の日本招致活動の支援などがおこなわれています。
  • 音在:私は現在,主として在外公館のSNSの利用について資料の収集をしています。在外公館のFacebookの運用に関してグッドプラクティスを集めたり,Facebookから在外公館ホームページへ飛んでくるユーザーの数の推移などを調べてたりしています。これらによって,SNSの利用が広報上効果的であることを示すことができればと思います。あと忘れてはいけないのが,やわらかツイートの業務です。10代20代を対象にしたアカウントですので,皆さんフォローを是非ともお願いします!
  • 中村:「中央アジア+日本」対話資料や中央アジア・コーカサス地域概要資料の英訳,各種資料のまとめ,毎朝の中央アジア・コーカサス関連の新聞記事収集,記者インタビュー,会議,レセプションへの参加,来客応対,電話応対など,あまり忙しくない時期だったそうですが,どれも貴重な体験でした!!
  • 鈴木:国連政策課は,安保理改革や日本の立候補する安保理選挙の選挙対策等に取り組む課なのですが,平たくいうと,様々な国の支持を得るために,日本を好きになってもらうということをしています。例えば,日本へ海外の要人を招聘する企画などをしています。NYに居る国連常駐代表ご希望,ご関心に合わせて,一番楽しんでいただけるような場所に連れて行くそうです。その中で今私は,秋から冬にカリブ共同体の島嶼国の常駐大使を招聘すると想定し,プランを作成しています。
  • 茂木:専門機関室では,国際労働機関(ILO)や国際電気通信連合(ITU)など複数の国連の専門機関を扱っており,模擬国連では専門機関についてリサーチする機会も多くあり興味があったので,この課室を希望しました。今は世界観光機関(UNWTO)と日本との関係等を調べて報告用の資料を作成しています。

外務省の印象

(インターン生による座談会の様子 その2)
  • 藤田:皆さんが外務省でインターンを始めて,外務省に対する印象はかわりましたか?
  • 古田:雰囲気が思っていたよりずっとリベラルでした。皆さん自分の役職にとらわれず課や室内で協力して仕事をしていらっしゃって,柔軟な環境だなと思いました。
  • 坪田:女性が多いんですかね?
  • 茂木:専門機関室はあまり女性が多くない印象です。
  • 古田:私の所はほとんどいなかったです。
  • 冨樫:省全体で見たら,他省庁と比べて,女性が多い印象を私は受けました。庁舎内を歩いていると余計にそう感じます。
  • 鈴木:まだインターンを始めてから1週間しかたっていませんが,課のみなさんはとてもあたたかく,課の雰囲気もとてもアットホームに感じます。

お気に入りの業務,楽しかったこと

  • 藤田:せっかくだから,楽しい思い出話も聞かせてください!笑
  • 古田:指導員の方が,昼食を毎日違う人とセッティングしてくださいました。そのおかげで,総務班の方,課長,首席事務官,違う課の同期の方,庶務班の方などとお話することができ,非常に楽しかったです。普段の業務では関わらない方々とも関わることができたので,非常にためにもなりました。もちろん昼食だけでなく,仕事も楽しかったですが!笑
  • 冨樫:それは,インターンをしていないとなかなかできない経験ですよね。
  • 藤田:国際貿易課には何人くらいの方が働いていますか?
  • 古田:45人くらいだと思います。課内には複数の室があり,それぞれ首席事務官,室長がいます。
  • 藤田:ほかの方はどうですか?
  • 中村:財務省の夏期セミナーに来ていた中央アジア,コーカサスの研修生の方々とのレセプションに行かせていただいて,初めてそういう地域の方とお会いして,ロシア語で喋れて,嬉しかったです。
  • 藤田:外務省の外に行った人はいますか?
  • 音在:岸田外務大臣の動画のナレーション収録に立ち会うために,八丁堀にあるスタジオに行きましたよ。Youtubeには外務省公式チャンネルがあり,今回アップロードするのは東南アジア歴訪の際のものでした。

地域局と機能局の違いについて

  • 藤田:地域局だと,大使館とかに行くことが多いかな,と思ってたんですけど,来る人の方が多い印象でしたが,他の方々はどうでしたか?
  • 中村:中央アジア・コーカサス室は,部屋の省員の方もよく外に行かれていますが。。。。でも,たしかに,来客もすごく多いですね!
  • 藤田:他の部署は外部との交流はありましたか?
  • 坪田:私の部署にくる電話は外部からのものばかりでした。
  • 古田:WTOのジュネーブ本部とかと電話やメールで連絡をとっていました。
  • 中村:電話で英語やロシア語で会話しているのを聞くと,外務省だなあって思いました。
  • 坪田:私の部署ではそういうのないですねー。
  • 藤田:特定の地域の言語が聞こえてきたり,使ったりするのも地域局の特徴かもしれませんね~。
  • 冨樫:職員の方々が,思っていたより仕事とプライベートの両立をうまくされてるなあと感じます。定時に帰られる方も結構いらっしゃいます。そういう働き方ができる職場なんだと思いました。もちろん,仕事をきちんと終わらせていらっしゃるからできることだと思いますが。
  • 藤田:夏休みも結構とってますよね。
  • 古田:夏季休暇,土日,有給,みたいに組み合わせて,長くとっているようですね。
  • 藤田:もっと,お話を聞きたいところですが,そろそろ時間が来てしまいました。今日は皆さんお忙しいところありがとうございました!

採用情報へ戻る