外交史料館

平成30年12月14日

 平成30(2018)年は,明治元(1868)年から起算して満150年に当たります。政府は,明治以降の日本の歩みを改めて整理し,未来に遺すとともに,誰もが,いつでも明治期の史料や情報にアクセスできるよう,明治期の史料等のデジタルアーカイブ化を推進する取り組みを実施してきました。
 外務省外交史料館では,明治150年事業として,所蔵する幕末・明治・大正期の国書・親書のデジタル化を実施し,検索システム上でそれらの画像を閲覧できるサービスを公開しました(画像一覧ページ別ウィンドウで開く)。
 本コンテンツは,平成30年1月11日から5月31日までの期間,当館別館展示室において開催した明治150年記念展示「国書・親書にみる明治の日本外交」を,検索システムのサービスを使用してホームページ上で再現し,明治期の日本外交の歩みをご紹介するものです。
 幕末の日米和親条約調印を機に,欧米諸国を中心とする国際秩序に参画することになった日本は,明治時代,新たな国際関係構築の歩みを始めます。政府は欧米諸国の制度・技術・文化を吸収しながら,近代化を進め,諸外国との国交樹立や国境画定,不平等条約の改正などの外交課題に取り組みました。そして,日清・日露戦争を経て,日本は欧米列強と並ぶ国家へと成長していきました。
 本コンテンツを通して,直接当館にご来館いただけない方々にも諸外国の国書・親書をご覧いただき,多種多様な公文書の世界をお楽しみいただくとともに,現在にまでつながる国の基本的な形を築き上げた明治の時代を振り返り,国際社会に踏み出して行った明治の日本人の姿に思いを馳せていただく機会となれば幸いです。

平成30年12月 外務省外交史料館

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