外交史料館

IV 所蔵史料の重要文化財指定
概説と主な展示史料

令和4年4月28日

安政5年7月18日(1858年8月26日)調印
日英修好通商条約(調印書、貿易章程)
【重要文化財】

(写真1)日英修好通商条約(調印書、貿易章程)
史料画像(PDF)
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(注)上記史料画像をクリックするとアジア歴史資料センター(アジ歴)別ウィンドウで開くのサイト上で本史料の全ページの画像をご覧いただくことができます。

 平成9(1997)年、外交史料館が所蔵する幕末の条約書5件が国の重要文化財に指定されました。近代の歴史資料として初めての指定でした。
 これは、外交史料館が保管する史料が我が国の歴史上、重要な国民的財産であることを示すものでした。これらの史料を保存し、未来に引き継いでいくことも、外交史料館の重要な責務の一つです。
 本史料は、平成9年に重要文化財に指定された条約書です。日本と英国との間で初めて結ばれた通商条約で、所謂「安政の五カ国条約」の一つです。
 (注)史料保護のため、4月14日(木曜日)~ 5月11日(水曜日)の期間のみ展示します。

【注】都合により、展示期間を変更します。ご了承くださいますよう、お願いいたします。

慶応3(1867)年
パリ万博 博覧会場全図
「続通信全覧」【重要文化財】より

(写真2)パリ万博 博覧会場全図 「続通信全覧」【重要文化財】より
史料画像
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(注)上記史料画像をクリックするとアジ歴のサイト上で本史料の画像をご覧いただくことができます(33から34コマ目)。

 「続通信全覧」は明治時代に外務省が編集した史料集です。幕末の外交の様子を現代に伝える貴重な史料として、平成28(2016)年に重要文化財に指定されました。
 本史料は、日本が初めて公式に参加・出品したパリで開催された万博の博覧会場全図です。フランス側が外国奉行の川勝広道(かわかつ・ひろみち)に贈ったもので、「続通信全覧」に収録されています。
 なお、令和3年の大河ドラマ「青天を衝け」の主人公、渋沢栄一(しぶさわ・えいいち)も幕府使節団の一員としてパリに派遣されています。

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