外交史料館

外務省外交史料館 特別展示

日本外交の150年

令和元年6月18日

  • (画像1)外務省外交史料館 特別展示 日本外交の150年ポスター

 明治2年7月8日(1869年8月15日),外務省が創設され,初代外務卿(がいむきょう)に沢宣嘉(さわ・のぶよし)が就任しました。以後,外務省はわが国外交活動の中心として,その使命の遂行に努力し,今日さらに,わが国の発展と世界の平和のために尽力しています。
 令和元(2019)年は,外務省が創設されてから150周年の節目の年にあたります。本展示では,外務省創設から150年の間に結ばれた諸外国との条約書等を中心に,外務省が所蔵する史料を通して,日本外交150年の歩みをご紹介します。
 本展示がこれまでの日本外交の歩みをお伝えするとともに,これからの日本外交のあり方を考えて頂くきっかけとなれば幸いです。

  • 場所:外務省外交史料館別館展示室(地図
  • 開催期間:令和元年7月2日(火曜日)~令和元年10月4日(金曜日)
  • 開館時間:10時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日を除く)
  • 入場無料

主な展示史料

明治2年9月14日(1869年10月18日)調印
明治4年12月3日(1872年1月12日)批准書交換
日本・オーストリア=ハンガリー修好通商航海条約

  • (写真1)日本・オーストリア=ハンガリー修好通商航海条約

 外務省創設後に初めて結んだ条約です。相手国側の権利が最も整備されたもので,不平等条約の典型となりました。沢外務卿の花押が見られます。

明治27(1894)年7月16日調印、同年8月25日批准書交換
日英通商航海条約(批准書)

  • (写真2)日英通商航海条約(批准書)

 青木周蔵駐英公使、英国全権キンバレー外務大臣により調印。本条約により、日本は領事裁判権の撤廃、関税自主権の一部回復を達成し、明治政府の重要外交課題であった条約改正は大きく前進しました。

昭和16(1941)年11月26日
ハル・ノート

  • (写真3)ハル・ノート

 日米交渉の最終段階で、ハル(Cordell Hull)国務長官が野村吉三郎(のむら・きちさぶろう)駐米大使に手交した、米国政府の見解を示した覚書の写しです。日本に中国及びインドシナからの兵力撤退などの措置を求め、実質的に最後通牒に等しいものでした。これにより、日米交渉は事実上終止符が打たれました。そして、昭和16年12月8日、日本はハワイ真珠湾を攻撃し、太平洋戦争に至りました。

昭和31(1956)年12月18日
日本の国際連合加盟に関する決議文原文

  • (写真4)日本の国際連合加盟に関する決議文原文

 日本の国際連合への加盟は、ソ連の反対などを受け難航したものの、昭和31年にソ連との国交を回復したこともあって、実現しました。本史料は、日本の国際連合加盟が総会本会議で満場一致で承認された際に、決議文原文に各国代表が記念の記帳を行ったものです。各国の代表の名前と国名が記されています。

昭和46(1971)年6月17日調印
昭和47(1972)年5月15日発効
沖縄返還協定(調印本書)

  • (写真5)沖縄返還協定(調印本書)

 サンフランシスコ平和条約第三条により、琉球諸島を含む南西諸島は、米国の施政下に置かれました。昭和28年に奄美群島、昭和43年に小笠原諸島が日本に返還されました。そして、昭和46年、日本側愛知揆一(あいち・きいち)外務大臣、米国側ロジャース(William P. Rogers)国務長官により、本条約が調印され、翌昭和47年5月15日、沖縄が日本に返還されました。

昭和47(1972)年9月29日調印
日中共同声明

  • (写真6)日中共同声明

 北京の人民大会堂において、日本側は田中角栄(たなか・かくえい)総理大臣、大平正芳(おおひら・まさよし)外務大臣、中国政府は周恩来国務院総理、姫鵬飛外交部長が署名しました。本共同声明により、日本と中国の国交は正常化しました。

平成14(2002)年1月13日調印、同年11月30日発効
日本・シンガポール経済連携協定(調印本書)

  • (写真7)日本・シンガポール経済連携協定(調印本書)

 日本・シンガポール経済連携協定(EPA)は、日本が結んだ最初のEPAです。小泉純一郎(こいずみ・じゅんいちろう)総理大臣とゴー・チョクトン(Goh Chok Tong)シンガポール首相が調印しました。貿易・投資の自由化・円滑化だけでなく、幅広い分野の経済連携を強化するものとなっています。協定内容の細目を含むため、本史料は大変厚みがあるのが特徴です。

常設展示史料の原本特別展示

 外交史料館では、幕末から第二次世界大戦終結までの時期を中心に、重要な外交文書を常設展示しております。史料保護の観点から、通常はレプリカを展示しておりますが、今回特別に下記の通り、史料の原本を展示します。この機会に重要外交文書の原本をぜひご覧ください。

展示期間 史料名
7月2日~7月12日 外務省法則
7月16日~7月26日 樺太千島交換条約
7月27日~8月9日 日清講和条約
8月13日~8月23日 日露講和条約
8月24日~9月6日 ヴェルサイユ講和条約
9月9日~9月20日 日独伊三国同盟
9月24日~10月4日 サンフランシスコ平和条約

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