外交史料館

降伏と占領開始を告げる二つの文書

平成27年8月31日
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 1945年(昭和20年)9月2日、日本は降伏文書に調印しました。これによって、ポツダム宣言の受入れと連合国軍による日本占領が正式に決まりました。
 外交史料館では、戦後70年の節目を迎えるにあたって、平成27年8月31日(月曜日)から9月12日(土曜日)まで、所蔵する「降伏文書」と「指令第一号」の原本を特別展示します。
 原本史料をご覧いただくことが、当時に思いを馳せるきっかけとなれば幸いです。

展示史料紹介

降伏文書

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 1945年8月14日、日本はポツダム宣言を受諾し、27日から連合国軍の日本進駐が開始されました。30日、マッカーサー連合国軍最高司令官が厚木に到着しました。

 9月2日には、東京湾上の米国軍艦ミズーリ号で、降伏文書の調印式が行われました。

 上段から重光葵外務大臣と梅津美治郎参謀総長の両全権、続いてマッカーサー司令官はじめアメリカ、中国、イギリス、ソ連、オーストラリア、カナダ、フランス、オランダ、ニュージーランド各国代表が署名しました。

指令第一号(附:一般命令第一号)

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 降伏文書調印とともに連合国から日本政府に手交された最初の指令には、日本の陸海軍に対する命令の第一号(一般命令第一号)を遵守させるべしとの主旨が示されました。

 添付された一般命令第一号では、対日占領の前提となる日本軍の戦闘停止と武装解除の手続き、軍事施設、捕虜・抑留者に関する情報提供、外地日本軍の降伏相手先など、軍事事項の細目が規定されていました。

 本史料が一般公開されるのは初めてのことです。

  • 場所:外務省外交史料館別館展示室(地図
  • 展示期間:平成27年8月31日(月曜日)~9月12日(土曜日)
  • 開館時間:10時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日を除く)
  • (注)ただし9月12日(土曜日)は開館(13時~17時)
  • 入場無料

 なお,米国公文書館でも,National Archives marks 70th Anniversary of end of World War II別ウィンドウで開くと題した降伏文書の原本展示を開催しています。

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