サウジアラビア王国
松本外務大臣政務官のサウジアラビア訪問(概要)
令和7年1月13日
1月12日から13日にかけて、松本尚外務大臣政務官は、サウジアラビアを訪問し、日・サウジ・ビジョン2030閣僚ラウンドテーブルに出席するとともに、サウジアラビア政府関係者等と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
1 日・サウジ・ビジョン2030閣僚ラウンドテーブル(1月12日)
2 ホレイジー外務副大臣との会談(1月12日)

- (1)1月12日、松本政務官は、ワリード・ビン・アブドゥルカリーム・アル・ホレイジー・サウジアラビア外務副大臣(H.E. Eng. Waleed bin Abdulkarim Al-Khuraiji, Vice Minister of Foreign Affairs, Kingdom of Saudi Arabia)と会談しました。
- (2)冒頭、松本政務官から、日本はサウジとの戦略的パートナーシップを非常に重視しており、最近では、エネルギー分野での協力に加え、文化、教育、スポーツを含む幅広い分野における協力関係が進展していることを嬉しく思う旨述べました。これに対し、ホレイジー外務副大臣から、日本はサウジにとって最も大切なパートナーのひとつであり、あらゆる分野における日本との協力を拡大していきたい旨述べました。双方は、本年、外交関係樹立70周年を迎える両国の関係を更に強化すべく協力していくことで一致しました。
- (3)また、双方は、シリア情勢、中東和平を含む中東情勢を中心に、地域情勢に関して率直な意見交換を行いました。ホレイジー外務副大臣から、地域の安定のためのサウジの取組についての説明があり、松本政務官から、サウジの努力を評価するとともに、中東の平和と安定の分野においても両国が連携していきたい旨述べました。
3 サウジアラビア柔道連盟視察(1月13日)


松本政務官は、アブドルアジーズ・サウジアラビア柔道連盟会長(Mr. Abdulaziz F. Al-Bassam, Chairman of Saudi Judo Federation, Kingdom of Saudi Arabia)、同連盟で指導を行っている3人の日本人コーチ陣ほか関係者と意見交換を行いました。意見交換後には、サウジ国内の若年層からスポーツ人材の発掘・育成を行うMAHDスポーツ・アカデミー及びサウジの青少年による柔道の練習風景を視察しました。
4 タウク文化大臣補佐官との会談(1月13日)

- (1)松本政務官は、ラカン・アル・タウク・サウジアラビア文化大臣補佐官(H.E. Rakan Altouq, Assistant Minister of Culture, Kingdom of Saudi Arabia)ほか同文化省関係者と会談しました。
- (2)タウク文化大臣補佐官側から、大阪・関西万博に出展予定のサウジアラビアのパビリオンについての説明があり、松本政務官は、大阪・関西万博の参加に向けたサウジの取組を評価しました。両者は、日・サウジ外交関係樹立70周年の本年に万博に加えてあらゆる文化分野における日本との更に幅広い協力を推進していくことで一致しました。
5 バーシェン・サウジ・オリンピック・パラリンピック委員会事務総長との会談(1月13日)

- (1)松本政務官は、アブドルアジーズ・バーシェン・サウジアラビア・オリンピック・パラリンピック委員会事務総長(H.E. Abdulaziz bin Ahmed Baeshen Secretary General of the Saudi Olympic and Paralympic Committee)ほか同委員会関係者と会談しました。
- (2)松本政務官とバーシェン事務総長との間で、両国間のスポーツ分野での協力の進捗について意見交換が行われ、松本政務官から、両国のオリンピック・パラリンピック委員会の協力を通じ、両国のスポーツ分野等での協力が益々発展していくことを期待している旨述べました。