サウジアラビア王国

令和6年11月5日

 11月5日、午後9時から約15分間、石破茂内閣総理大臣は、ムハンマド・ビン・サルマン・ビン・アブドルアジーズ・アール・サウード・サウジアラビア王国皇太子兼首相(H.R.H. Prince Mohammed bin Salman bin Abdulaziz Al-Saud, Crown Prince and Prime Minister of the Kingdom of Saudi Arabia)と日・サウジアラビア首脳電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭
     石破総理大臣から、明年の外交関係樹立70周年も見据え、両国の戦略的パートナーシップを更に強化し、地域及び国際社会の平和と安定のために一層緊密に連携していきたい旨述べました。これに対し、ムハンマド皇太子は、サウジアラビアは日本との関係を非常に重視しており、石破総理大臣との間で協力していきたい旨述べました。
  2. 二国間関係
     石破総理大臣から、サウジアラビアが、世界の原油市場の安定化を主導する役割を引き続き担うことを期待するとともに、両国の関係は、エネルギー分野を超えて、クリーンエネルギー、先端技術、エンターテイメント等、幅広い分野で深化しており、協力を一層拡大していきたい旨述べました。ムハンマド皇太子からは、政治、経済、安全保障を含め、あらゆる分野で日本と一層協力していきたい旨の発言がありました。
  3. 地域情勢
     両首脳は、中東地域で続く報復の応酬を深く懸念し、全ての関係者に最大限の自制を求めていくことが最も重要であるとの認識を共有しました。石破総理大臣から、ガザ情勢に関するサウジアラビアのリーダーシップを評価する旨述べ、両首脳は、ガザ情勢を含め中東地域の安定に向けて、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。

サウジアラビア王国へ戻る