サウジアラビア王国

令和4年2月3日

 2月3日、午後7時から約20分間、岸田文雄内閣総理大臣は、ムハンマド・ビン・サルマン・ビン・アブドルアジーズ・アール・サウード・サウジアラビア王国皇太子兼副首相兼国防大臣(His Royal Highness Mohammed bin Salman bin Abdulaziz Al Saud, Crown Prince, Deputy Prime Minister and Minister of Defense, the Kingdom of Saudi Arabia)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、サウジアラビアは日本の戦略的パートナーであり、ムハンマド皇太子と緊密な関係を築いていきたい旨述べました。これに対し、ムハンマド皇太子から、岸田総理大臣就任への祝意と日本との二国間関係強化への一層の期待が述べられました。
  2. 岸田総理大臣から、サウジアラビアによる原油の安定供給へ謝意を伝達するとともに、国際原油市場の安定に向けてOPECプラスで主導的な役割を担うサウジアラビアと連携したい、また、サウジアラビアが進める産業多角化及び国内の経済・社会改革を中心とした改革努力を日本が後押ししていく旨伝達しました。これに対し、ムハンマド皇太子から、「日・サウジ・ビジョン2030」の枠組みの下、エネルギー分野に留まらず、幅広い分野で二国間の協力を一層進展させたい、国際原油市場の安定に向けサウジアラビアとして貢献していく旨発言がありました。
  3. 双方は、GCC、イランやイエメンを含む中東地域情勢についても意見交換を行い、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。また、双方は、北朝鮮による核・ミサイル活動を始めとする北朝鮮情勢についても意見交換し、拉致問題を含む北朝鮮への対応において、引き続き連携していくことを確認しました。

サウジアラビア王国へ戻る