カタール国
日・カタール首脳会談
令和5年12月1日

現地時間12月1日午前11時10分(日本時間午後4時10分)頃から約15分間、COP28「国連世界気候行動サミット」に出席のためアラブ首長国連邦・ドバイを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、シェイク・タミーム・ビン・ハマド・アール・サーニ・カタール国首長(H.H. Sheikh Tamim Bin Hamad Al-Thani, Amir of the State of Qatar)と日・カタール首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、岸田総理大臣から、再会を喜ばしく思う旨述べつつ、ガザ情勢について、戦闘休止と人質解放に関するカタールの仲介努力を高く評価する旨述べました。
- これに対し、タミーム首長から、現在行われている人質の解放や戦闘休止に係るカタールの外交努力について説明がありました。
- その上で、岸田総理大臣から、直近のガザ情勢に触れつつ、人道状況の改善のために、日本として当初の1000万ドルの無償資金協力に加え、当面の措置としてパレスチナに対して約6500万ドルの追加的な人道支援等を行うべく取り組んでいる旨述べました。また、戦闘が再開されたことは残念であり、合意への復帰や事態の早期沈静化が重要である旨述べました。
- 両首脳は、人道状況の改善や事態の沈静化等に向けて、両国が引き続き連携して取り組んでいくことを確認しました。
- また、両首脳は、エネルギー分野のみならず、政治、経済、安全保障等の幅広い分野で、日・カタール二国間関係を強化するべく緊密に協力していくことで一致しました。