カタール国

令和3年9月23日
挨拶
会談
茂木大臣発言

9月23日、現地時間11時10分(日本時間24日0時10分)から約15分間、国連総会出席のためにニューヨークを訪問中の茂木敏充外務大臣は、ムハンマド・ビン・アブドルラフマン・アール・サーニ・カタール副首相兼外務大臣(H.E. Sheikh Mohammed bin Abdulrahman bin Jassim Al-Thani, Deputy Prime Minister and Minister of Foreign Affairs of the State of Qatar)との間で外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、茂木大臣から、本年8月のカタール訪問時の歓待に感謝の意を示しました。これに対し、ムハンマド大臣からは、茂木大臣との再会を嬉しく思う旨述べました。
  2. 茂木大臣は、現下のアフガニスタン情勢を受けて、アフガニスタンからの各国関係者の安全な出国の支援やアフガニスタン人の一時受入れ等においてカタールが果たしている役割を高く評価するとともに、日本人の出国に関するカタールの協力と支援に感謝を伝達しました。また、日本政府として引き続き現地に残っている邦人や現地職員等の安全確保や速やかな出国に向け全力を尽くしており、カタールからの協力をお願いしたい旨述べました。これに対し、ムハンマド大臣からは、カタールとしても最大限協力したい旨述べました。
  3. 双方は、アフガニスタンが再びテロの温床となり地域の不安定化要因となることを回避すべきであること、また、政治プロセスの包摂性や女性に関するものを含む人権尊重の確保等の重要性を踏まえ、タリバーンへ働きかけを行うとともに、実際の行動を注視していくことで一致しました。
  4. 双方は、アフガニスタンをめぐる課題への対応を含め、二国間関係強化のため引き続き緊密に連携していくことで一致しました。

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