中東
安倍総理大臣の中東訪問の際の安倍昭恵総理夫人の活動
平成30年5月17日
平成30年4月30日から5月2日,安倍総理夫人はアラブ首長国連邦(アブダビ),ヨルダン(アンマン),イスラエル(エルサレム),パレスチナ(ラマッラ)を訪問した安倍総理に同行し,様々な交流活動を行いました。
アラブ首長国連邦
1 アブダビ日本人学校訪問
4月29日(日曜日)午前10時35分から約1時間,安倍総理夫人は,アブダビ日本人学校を訪問しました。始めに,児童生徒達によるソーラン節の合奏があり,安倍総理夫人から,3回目の訪問を心から嬉しく思うと述べるとともに,日本とアラブ首長国連邦(UAE)の児童生徒が共に勉強できる素晴らしさに触れ,この日本人学校での経験を生かして日本とUAEとの架け橋になってほしいと述べました。続いて,安倍総理夫人は,UAE人児童生徒及びその保護者と少人数での懇談を行い,日本人学校での経験や日本文化の中での学び,また将来の夢について耳を傾けました。- アブダビ日本人学校での記念撮影
- UAE人生徒との記念撮影
- アブダビ日本人学校(幼稚園及び小中学校)は,現地の児童も受け入れている世界でも珍しい日本人学校である。同校は,1978年に生徒数13名で開校して以来,40年以上にわたって日本人児童に対し教育を行ってきた。2018年4月現在の在籍者数は小中学校58名,幼稚園40名となっている(うち,UAE人児童は計32名)。
- 2018年3月,同校中学部を卒業した初めてのUAE人児童2名が,4月から日本の高校に進学した。
2 サラーマ妃(ムハンマド・アブダビ皇太子夫人)との懇談
4月29日(日曜日)午後12時40分から約1時間,安倍総理夫人は,海の宮殿において,サラーマ妃,アルヤズィア妃(アブダッラー外務・国際協力大臣夫人)等首長家の妃達と昼食をとりつつ懇談を行いました。安倍総理夫人とサラーマ妃は,友好的な雰囲気の中,日本とUAEの文化や伝統,また双方が関心を持つ教育や農業などについて意見を交わしました。ヨルダン
1 ザアタリ・シリア難民キャンプ訪問
5月1日(火曜日)午前10時10分から約1時間30分,安倍総理夫人は,ザアタリ・シリア難民キャンプを訪問しました。 初めに,バダリーン・ヨルダン難民管理局次長,セベーレUNHCRヨルダン事務所代表及びオモディ・ザアタリ・キャンプ・マラック事務所長代理らと懇談し,ヨルダンにおける難民問題への取組や,UNHCRの活動に対する日本の支援について説明を受けました。続いて,安倍総理夫人は,子供への代替教育,社会的心理的サポートの提供を目的としたマカニ・センター及び女性支援センターを訪問し,実際のクラスを視察しながら,両センターの概要や活動につき説明を受けました。また,両センター訪問の際には,支援を受けている子供たちや施設で学ぶ女性たち一人一人に声を掛け,激励を行いました。- マカニ・センターで学ぶ児童・青年達
- マカニ・センターで学ぶ児童・青年達
ヨルダン最大のシリア難民キャンプ(約8万人)。シリア人(現在,ヨルダン国内に約130万人,難民登録者は内66万人)の多くはヨルダンのホストコミュニティに居住。他方,依然として約14万人が難民キャンプ内で国際社会の支援を受けて生活している。我が国は,主に補正予算を通じて,国連による難民キャンプにおける難民女性及び児童を対象とした活動を多数支援している。
2 日本文化関係者との懇談
5月1日(火曜日)午後1時から約1時間,安倍総理夫人は,ヨルダンにおいて日本語の普及や日本文化の発信に携わるヨルダン人女性との懇談を行いました。安倍総理夫人は,ヨルダンにおいて自らの専門性や日本語に関する知識を活かして活躍する出席者の様々な経験談に耳を傾けるとともに,日本文化の発信に向けた今後の取組について意見交換を行いました。3 家族と子供のためのコミュニティー・センター訪問
5月1日(火曜日)午後2時40分から約20分間,安倍総理夫人は,家族と子供のためのコミュニティー・センターを訪問し,同センターを利用する子供たちから温かい歓迎を受けました。続いて,同センターの概要や,児童虐待予防にかかる啓発活動等について説明を受け,園芸に取り組む子供たちの様子を視察するとともに,交流を深めました。- センターの活動を視察
- 園芸に取り組む子供達
ラーニア王妃が総裁を務めるヨルダン・リバー基金が運営するコミュニティー・センター。「子供のためのセーフティープログラム」に基づき,公共意識や家族の絆の強化,地域社会との連携により,子供の虐待防止や保護を目指している。具体的には,福祉サービスの提供,虐待防止教室,陶芸や絵画等の芸術活動,ガーデニング活動,女性の経済的自立を支援する活動等を実施している。