オマーン国
日・オマーン外相会談後の共同記者発表における茂木外務大臣発言
今回、初めてオマーンを訪問し、この国の美しさに感銘を受けています。また、バドル大臣の歓待に心から感謝申し上げます。これまで3回にわたり電話会談を行ってきたバドル大臣と、今回、こうして対面で議論を深められたことを大変嬉しく思います。
「包括的パートナー」である日本とオマーンは、近年、エネルギー分野にとどまらず、最先端技術や、クリーンエネルギーなど様々な分野で協力を強化してきています。
本日の会談でも、エネルギー、教育、文化、観光など幅広い分野で非常に建設的な議論を行い、日本とオマーンの協力の強化を確認しました。
具体的には、エネルギー分野では、私から、オマーンからの長年にわたる原油とLNGの安定供給に対する感謝を改めてお伝えしました。また、水素やアンモニアの開発といったクリーンエネルギー分野でも協力を一層推進していくことを確認いたしました。
また、日本としては、現下の中東情勢を踏まえ、オマーンを含む湾岸諸国の経済・エネルギー強靱化に向けて、包括的な協力計画をまとめているところです。オマーンでは、海水淡水化事業や、環境に配慮した鉄の製造等が進められており、日本として積極的な役割を果たしていきたいと考えており、バドル大臣にその旨をお伝えしたところです。
イラン情勢が重要な局面を迎える中、一刻も早い事態の沈静化や、ホルムズ海峡の自由で安全な航行の確保に向けて、バドル大臣との間で率直に議論し、連携を確認しました。
バドル大臣からは、国連海洋法条約などの国際法に則った形でホルムズ海峡のあり方が決定されるべきであるという力強い発言を頂きました。日本として、バドル大臣の発言に敬意を表しました。
この後のワーキングランチでは、バブ・エル・マンデブ海峡や、インド太平洋情勢を中心に議論を深めたいと思います。
バドル大臣とはこれまで3回電話会談を行っていますが、お会いするのは今回が初めてです。ただ、初めてお会いするとは思えないほどの良い議論ができました。これは、日・オマーン間の歴史的な友好関係のおかげであろうと思っています。
今後、より多くの分野での協力を、オマーンとの間で、さらにはGCCとの間でも進めていきたいと思っています。
シュクラン・ジャジーラン。
