オマーン国
安倍総理大臣とファハド・オマーン閣僚評議会担当副首相との会談
令和2年1月14日
写真提供:内閣広報室
写真提供:内閣広報室
14日,午後6時40分(現地時間)から約60分間,オマーン国を訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は,ファハド閣僚評議会担当副首相(H.H.Sayyid Fahd bin Mahmoud bin Mohammed Al Said, Deputy Prime Minister for the Council of Ministers of Sultanate of Oman)と会談を行ったところ,概要以下のとおりです。
- 冒頭,安倍総理から,日本国政府及び日本国民を代表しカブース前国王の崩御に哀悼の意を表するとともに,中東情勢が緊迫の度を高めていることを深く憂慮しており,日本は緊張緩和に向けた外交努力を継続する旨述べました。また,域内バランスを重視し,地域の平和と安定に貢献するオマーンは,日本にとって戦略的に重要なパートナーである旨を述べました。これに対し,ファハド副首相からお悔やみの言葉に感謝する,日本の外交努力を歓迎する旨述べ,両者は引き続き協力することで一致しました。
- 安倍総理から,日本とオマーンの包括的パートナーシップの下,経済や安全保障面を含め幅広い分野で両国の協力が加速的に深化していることを歓迎する旨を述べ,両者は引き続き幅広い分野で協力を深化していくことで一致しました。
- 安倍総理から,日本関係船舶の安全航行の確保を目的とした自衛隊による情報収集活動を行うことを説明し,ファハド副首相から,日本の取組を評価する旨の発言があり,航行の安全確保に向け,引き続き連携することで一致しました。
- また,両者は,イラン,イラク,湾岸地域等の中東情勢及び北朝鮮等の東アジア情勢についても意見交換を行いました。