クウェート国
日・クウェート外相会談
令和7年9月1日


現地時間9月1日午後4時45分(日本時間同日午後10時45分)から約50分間、岩屋毅外務大臣は、訪問中のクウェート国において、アブドゥッラー・アリー・アル・ヤフヤ・クウェート国外務大臣(H.E. Abdullah Ali Al-Yahya, Minister of Foreign Affairs of the State of Kuwait)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、ヤフヤ外相は、岩屋大臣のクウェート訪問を歓迎した上で、日・クウェート関係を経済、科学技術、教育、医療、観光等の幅広い分野で一層発展させていきたい旨述べました。これに対し、岩屋大臣から、本年5月のサバーハ・ハーリド皇太子の訪日に際して両国で署名された各種覚書の実施を含め、両国関係を幅広い分野で一層強化していきたい旨述べまし た。
- 両外相は、政治、経済、文化等の分野の二国間関係について意見交換を行いました。岩屋大臣から、クウェートにおける日本産牛肉の輸入が今月解禁される見込みであることに触れ、両国で引き続き手続を進めていくことを確認しました。
- 両外相は国際場裡における協力についても意見交換を行い、引き続き国連安保理改革において連携していくことを確認しました。
- 両外相は、イラン、ガザ等を含む最近の中東情勢について、率直な意見交換を行いました。岩屋大臣は、地域情勢への対応において、クウェートがGCC議長国としても重要な役割を果たしていることに敬意を表しました。パレスチナについては、両外相は、「二国家解決」の実現のため、パレスチナ自治政府(PA)に対する支援を引き続き行っていくことで一致 しました。また、イランについては、両外相は、対話を通じた核問題の平和的な解決の重要性について一致しました。