クウェート国

平成29年9月10日
河野外務大臣のクウェート国訪問1
河野外務大臣のクウェート国訪問2
河野外務大臣のクウェート国訪問3

9月10日,河野太郎外務大臣は,クウェート国を訪問したところ,概要は以下のとおりです。

  1. 河野太郎外務大臣は,訪問中のクウェートにおいて,サバーハ・ハーリド・クウェート国第一副首相兼外務大臣(H.E. Sheikh Sabah Khaled Al-Hamad Al-Sabah, First Deputy Prime Minister and Minister of Foreign Affairs of the State of Kuwait)と外相会談及びワーキングディナーを行いました。
  2. 冒頭,サバーハ・ハーリド第一副首相兼外務大臣から,河野大臣のクウェート訪問に歓迎の意が示されると共に,日本はクウェートにとって大切な友好国であり,あらゆる分野での関係を強化していきたいと発言がありました。
  3. これに対し,河野大臣から,クウェートは日本にとっての長年にわたるパートナーであり,両国関係をさらに強化していきたいと述べました。
  4. 両大臣は,安保理非常任理事国として経験を持つ日本と今回新たに就任するクウェートが国際場裡で更に連携していくことで一致しました。
  5. また,最近のカタールを巡る情勢に関し,河野大臣から,中東の平和と安定には地域の結束が維持されることが重要であり,本件が当事者間での対話によって解決されることを期待している,その観点からもクウェートの仲介努力を支持するという我が国の立場を改めて伝達し,日本としても役割を果たしていきたいと述べました。これに対し,クウェート側から日本のクウェート仲介への支持に感謝する,日本の役割を期待する旨述べました。
  6. 両大臣は,北朝鮮を含む東アジア情勢について意見交換を行いました。北朝鮮情勢について,クウェート側から,現在の北朝鮮をめぐる情勢に困惑しており,日本の立場を支援したい,北朝鮮労働者に査証発給停止等を講じている旨説明がありました。これに対し,河野大臣より,国際社会が一致して北朝鮮に圧力をかける必要性を強調しました。
  7. さらに,両大臣は中東の諸情勢について意見交換を行いました。クウェート側から,日本のイラク・シリア・パレスチナ等での日本のこれまでの支援と役割を評価する旨の発言があり,クウェートで開催予定のイラク復興支援会議における役割に期待が示されました。これに対し,河野大臣から協力していきたい旨応じました。

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