イラク共和国
武藤外務副大臣とジャアファリー・イラク外務大臣との会談
平成27年11月26日
24日,午後6時30分から約1時間30分,武藤容治外務副大臣は,外務省賓客として訪日中のイブラヒーム・アル・ジャアファリー・イラク外務大臣(H.E. Dr. Ibrahim AbdulKarim Al-Ushaiqir Al-Jafari, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Iraq)との間でワーキング・ディナー形式の会談を行いました。概要は以下のとおりです。
1 日イラク関係
武藤副大臣から,ジャアファリー外務大臣一行の訪問を心から歓迎する,両国関係を一層進展させるに当たり,人的往来を活発化させることが重要であり,政府レベルはもちろんのこと,文化交流等も活発に実施していきたい旨述べました。これを受けて,ジャアファリー外務大臣から,自分の日本訪問は今回で2度目となる,第二次世界大戦以後の日本の復興や経済発展等の経験から,イラクは多くを学びたいと考えており,今回の自分の訪問が両国関係の深化に繋がることを強く期待する旨述べました。
2 テロとの闘い
武藤副大臣から,テロとの闘いの最前線に立ち奮闘しながら国内融和や国内の改革に向けた取組を着実に進めようとしているイラク政府を支持する旨述べました。これに対し,ジャアファリー外務大臣から,イラク側は,国際社会からの支援を得つつ,ISILとの戦いを継続している旨述べると共に,日本からは,国内避難民及び難民支援といった人道支援やこれまでインフラ整備等の分野で,多大な支援を頂いており深く感謝する旨述べました。