トルコ共和国

平成30年9月24日
日・トルコ首脳会談1 写真提供:内閣広報室
日・トルコ首脳会談2 写真提供:内閣広報室

9月24日,午後6時(現地時間)から約50分間,安倍晋三内閣総理大臣は第73回国連総会出席のため訪問したニューヨークにおいて,レジェップ・タイップ・エルドアン・トルコ共和国大統領(H.E. Mr. Recep Tayyip ERDOĞAN, President of the Republic of Turkey)と首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭,エルドアン大統領から,6月の大統領選後に総理から祝意の電話をいただいたことに対する謝意表明があると同時に,ニューヨークでの一年ぶりの再会を嬉しく思う旨の発言があった。また,先般の彬子女王殿下のトルコ訪問を歓迎する旨の発言があり,さらに,安倍総理の9月20日の自民党総裁選での勝利について祝意の表明がありました。これに対し,安倍総理から,総裁選勝利についての祝意表明に感謝の意を伝えた上で,戦略的パートナーであるトルコとの関係が政治・経済・文化・防災のあらゆる面で着実に深化している,実権型大統領制の下でのエルドアン大統領の強いリーダーシップの下,協力関係を一層強化していきたい旨述べました。
  2. その後,両首脳は,先日,3年ぶりに日・トルコ合同経済委員会が開催されたことを歓迎すると同時に,日・トルコ経済連携協定(EPA)の早期合意を目指し,こうした措置を通じて日トルコの経済関係のさらなる強化を目指すことを確認しました。また,両首脳は,トルコ・日本科学技術大学や防災面を含め,幅広い分野での協力を進めていくことを確認しました。
  3. また,安倍総理から,9月17日のトルコ・露首脳会談により,イドリブでの非武装地帯の設置が合意され,イドリブに対する総攻撃は当面回避される方向になったことに対し,トルコの粘り強い外交努力を歓迎する旨を述べ,両首脳は,引き続き,国際情勢についても緊密に連携していくことで一致しました。

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