チュニジア共和国
林芳正外務大臣のチュニジア共和国訪問
8月26日(金)、林芳正外務大臣は、総理特使として第8回アフリカ開発会議(TICAD8)に出席するため、チュニジア共和国を訪問し、一連の二国間行事に出席したところ、概要は以下のとおりです。
1. 主要日程(いずれも8月26日)
(午前)
日・チュニジア外相会談
署名式
共同記者発表
サイード大統領への表敬
(夕刻)
ブデン首相主催レセプション
2. 日・チュニジア外相会談

林外務大臣から、日本としてチュニジアの経済改革の努力を後押しするとともに、12月の国民議会選挙が国民の広範な支持と、手続き上の透明性が確保された形で、適切に実施されることを期待している旨伝えました。
ジェランディ外務・移民・在外チュニジア人大臣からは、チュニジアに対するこれまでの日本の支援に感謝するとともに、チュニジアが目指す経済社会に向け日本との連携を強化していきたい旨発言がありました。
このほか、両大臣は、ウクライナ情勢を含む地域情勢及びグローバルな諸課題について意見交換を行いました。北朝鮮について、核・ミサイル活動の活発化について懸念を共有し、拉致問題を含め引き続き連携していくことを確認したほか、軍縮・不拡散、安保理改革等の諸課題について連携して対応していくことを確認しました。
4. 共同記者発表

署名式の後、林大臣とジェランディ大臣は共同記者発表を行いました。共同発表において、林大臣は、チュニジアによる温かい歓迎に感謝した上で、チュニジアは高い水準の教育を受けた若い世代が多く、高い潜在性を有しており、今後日・チュニジア関係を一層強化するとともに、諸課題に連携して取り組んでいくこと等を表明しました。
5. サイード大統領への表敬

サイード大統領から歓迎の意が表明されるとともに、今回の訪問をきっかけに両国関係を一層強化していきたい旨の発言がありました。これに対し林大臣から、岸田総理からの親書を手交しつつ、これまで二国間関係が着実に発展してきたことは喜ばしく、サイード大統領の協力を得てTICAD8を成功に導きたい旨述べました。
6. ブデン首相主催レセプション

林大臣は、チュニス郊外のシディ・ブ・サイドにあるアラブ地中海音楽の博物館(旧ルドルフ・エルランジェ男爵邸)で開催された、ブデン・チュニジア首相主催のレセプションに出席しました。同レセプションには、ジェランディ大臣のほか、日・チュニジアの企業関係者等が出席しました。