チュニジア共和国

令和2年12月9日
大統領による出迎え
大統領表敬

 チュニジア共和国を訪問中の茂木敏充外務大臣は、現地時間12月9日午後4時15分(日本時間10日午前0時15分)から約50分間、カイス・サイード・チュニジア共和国大統領(H.E. Mr. Kais SAIED, President of the Republic of Tunisia)を表敬訪問したところ、概要は以下のとおりです。

  1.  冒頭、茂木大臣から、サイード大統領のリーダーシップの下、チュニジアが民主的に力強く発展していることに敬意を表し、2022年にチュニジアで開催されるTICAD8を見据え、経済関係を始めとする二国間関係の一層の強化に力強く取り組んでいきたい旨述べました。これに対し、サイード大統領から、茂木大臣のチュニジア訪問への歓迎の意が表明され、今般の訪問をきっかけに日本・チュニジア関係を一層強化していきたい旨述べました。
  2.  茂木大臣から、日本はこれまで、質の高いインフラや先端技術等の日本の強みを活かし、チュニジアが注力する経済・社会安定化に向けた改革に資する経済協力を実施してきた旨述べました。これに対し、サイード大統領から、日本からのこれまでの支援及び協力に謝意が表明され、チュニジアの経済社会改革に資する日本の更なる協力に期待する旨述べました。
  3.  茂木大臣から、「自由で開かれたインド太平洋」について述べ、サイード大統領からは日本の考えを共有するとの発言がありました。その上で、双方は、アジアとアフリカを結びつけるインド太平洋にルールに基づく自由で開かれた秩序を構築するべく、緊密に連携していくことで一致しました。
  4.  また、双方は、TICAD8の成功に向けた連携を確認したほか、拉致問題を含む北朝鮮への対応や中東和平、リビア等、国際社会の課題について引き続き緊密に連携していくことを確認しました。

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