チュニジア共和国
茂木外務大臣によるムシーシー・チュニジア首相表敬
令和2年12月9日
チュニジア共和国を訪問中の茂木敏充外務大臣は、現地時間12月9日午後12時16分(日本時間同日午後8時16分)から約30分間、ヒシェーム・ムシーシー・チュニジア共和国首相(H.E. Mr. Hechem MECHICHI, Head of Government of the Republic of Tunisia)を表敬訪問したところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、茂木大臣から、本年9月の首相就任に祝意を表明し、日本の外務大臣として、菅政権発足後初めてのアフリカ訪問が、紀元前から商業都市として栄えた歴史のあるチュニジアであることを嬉しく思う旨述べました。これに対し、ムシーシー首相から、茂木大臣のチュニジア訪問を歓迎する、今次訪問を契機に二国間関係を更に発展させていきたい旨述べました。
- 茂木大臣から、日本は、中東・アフリカ地域の重要なパートナーであるチュニジアと二国間関係を着実に発展させてきており、チュニジアが注力する経済的・社会的安定に向けた改革に引き続き貢献していきたい旨述べました。これに対し、ムシーシー首相から、新型コロナウイルス対策の支援を始めとするこれまでの日本の経済協力に謝意が表明され、チュニジアが直面する諸課題の解決に向けた日本との更なる協力に期待している旨述べました。
- 茂木大臣から、「自由で開かれたインド太平洋」の重要性について述べたのに対し、ムシーシー首相から、チュニジアとしても全面的に支持し、賛同する旨発言がありました。また、茂木大臣から、TICADプロセスを通じ、アフリカ自身が主導する発展を引き続き力強く後押ししていく旨述べた上で、双方は、TICAD8の開催を、ポスト・コロナを見据えたアフリカ開発の道筋を国際社会に示す機会と捉え、緊密に連携していくことを確認しました。