パレスチナ
茂木大臣によるアッバース・パレスチナ大統領表敬
令和3年8月17日


パレスチナを訪問中の茂木敏充外務大臣は、現地時間8月17日午後1時35分(日本時間同日午後7時35分)から40分間、マフムード・アッバース大統領(H.E. Dr.Mahmoud Abbas, President of Palestine)を表敬したところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、茂木大臣から、2019年の即位の礼以来の再会であり、外務大臣としてパレスチナを再訪でき嬉しく思うと述べたのに対し、アッバース大統領から、パレスチナ訪問を歓迎すると述べました。
- 茂木大臣から、日本は1993年以降のパレスチナ支援に対し、21億ドル以上の支援を実施しており、長引く紛争やコロナ禍に直面するパレスチナを今後も支援すると述べました。これに対し、アッバース大統領から日本の支援への謝意が表明され、引き続きあらゆる面で日本と協力していきたい旨の発言がありました。
- 茂木大臣から、中東和平問題に関して、日本の「二国家解決」支持の姿勢は変わらず、パレスチナの独立国家樹立を含む民族自決権を支持している旨述べました。アッバース大統領からは、現在のイスラエルとの関係について説明があり、中東和平に対する日本のコミットメントを高く評価すると述べました。また、茂木大臣から、本年5月の停戦が維持されていることを評価した上で、アッバース大統領のリーダーシップの下、イスラエル・パレスチナ双方が緊張緩和と信頼回復に向けて具体的措置を講じることを期待すると述べ、アッバース大統領からは、平和的な手段で問題を解決していくとの発言がありました。
- 双方は、中国、アフガニスタン等の情勢についても意見交換を行いました。