パレスチナ
茂木外務大臣とシュタイエ・パレスチナ首相との会談
令和3年8月17日

パレスチナを訪問中の茂木敏充外務大臣は、現地時間8月17日午後0時10分(日本時間同日午後6時10分)から60分間、ムハンマド・シュタイエ首相(H.E. Dr. Muhammad Shtayyeh, Prime Minister of Palestine)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、茂木大臣から、外務大臣としてパレスチナを再訪でき大変嬉しく思うと述べたのに対し、シュタイエ首相から、パレスチナ訪問を歓迎すると述べました。
- 茂木大臣から、長引く紛争やコロナ禍に直面するパレスチナを今後も支援していく決意である旨述べました。また、中東和平に関して、「二国家解決」を支持するとの日本の立場を改めて表明した上で、「平和と繁栄の回廊」構想の推進により当事者間の信頼醸成に貢献するとともに、「パレスチナ開発のための東アジア協力促進会合(CEAPAD)」を通じてアジア諸国のパレスチナ支援を広めたい旨述べました。双方は、こうした日本の取組等について意見交換を行い、パレスチナの経済的な自立に向け引き続き協力していくことで一致しました。
- 双方は中国、北朝鮮等の東アジア情勢についても意見交換を行い、茂木大臣から、拉致問題の即時解決に向けた理解と協力を要請したのに対し、シュタイエ首相は日本の立場に対する理解を示しました。