レバノン共和国

令和5年12月13日
正面を向き、握手を交わす、両者の様子
テーブルに着き、会談を行う、両者の様子

 現地時間12月13日午後4時20分(日本時間14日午前0時20分)から約30分間、第2回グローバル難民フォーラムに出席のためスイス連邦・ジュネーブを訪問中の上川陽子外務大臣は、アブダッラー・ブハビーブ・レバノン外務・移民大臣(H.E. Mr. Abdallah BouHabib, Minister of Foreign Affairs and Emigrants of Lebanese Republic)と日・レバノン外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、上川外務大臣から、ガザ情勢に関し、戦闘が再開され、南部を含むガザ全域に拡大していることを強く懸念する、安保理がその役割を発揮できるよう、引き続き最大限の外交努力を行っていく旨述べました。また、レバノン南部におけるイスラエルとの攻撃の応酬の継続を高い懸念を持って注視しており、我が国は、当事者への働きかけを含め、事態の更なる緊張拡大の回避に向け、レバノンを含む地域の国々と連携していきたい旨述べました。
  2. ブハビーブ大臣からは、日本によるこれまでの取組に対して謝意が表明されるとともに、上川大臣の問題意識を共有するとした上で、最新の現地情勢及び本件事案を受けたレバノンの外交努力について説明がありました。その上で、両者は、ガザ地区における人道状況の改善や事態の早期沈静化に向けて、両国が、引き続き連携して取り組んでいくことを確認しました。
  3. また、両者は、日本による対レバノン人道支援、カルロス・ゴーン被告人問題、及び大統領不在の長期化等のレバノンが抱える喫緊の課題についても意見交換を行い、二国間の連携を更に強化していくことで一致しました。

レバノン共和国へ戻る