ヨルダン

令和5年11月14日

 現地時間11月14日午前9時00分(日本時間15日午前2時00分)から約15分間、サンフランシスコを訪問中の上川陽子外務大臣は、イスラエル・パレスチナを巡る情勢について、アイマン・サファディ・ヨルダン副首相兼外務・移民大臣(H.E. Mr. Ayman Safadi, Deputy Prime Minister and Minister of Foreign Affairs and Expatriates of the Hashemite Kingdom of Jordan)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、上川大臣から、先週東京で開催したG7外相会合において中東情勢につき非常に率直な議論を行い、(1)ガザの人道危機に対処するため緊急の行動をとる必要があること、特に人道支援やそのための人道的休止及び人道回廊の重要性、(2)パレスチナ人に対する入植者による暴力の増加は受け入れられないこと、(3)「二国家解決」が公正、永続的で、安全な平和への唯一の道であること等を確認し、G7として一致したメッセージを外相声明として発出した旨説明しました。
  2. また、上川大臣は、日本は一貫して事態の早期沈静化の重要性を強調しており、実際の軍事行動において民間人の被害を防ぐべく、人道目的の戦闘休止を含め実施可能なあらゆる措置を講じる必要がある旨指摘しました。
  3. サファディ外相からは、最新の現地情勢及び本件事案を受けたヨルダンの外交努力について説明がありました。
  4. 両大臣は、人道状況の改善や事態の沈静化に向けて、両国が、引き続き連携して取り組んでいくことを確認しました。

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