ヨルダン

令和3年8月19日
記念撮影する両外相
外相対話の様子
談笑する両外相

 ヨルダン・ハシェミット王国を訪問中の茂木敏充外務大臣は、現地時間8月19日12時10分(日本時間8月19日18時10分)から1時間40分間、サファディ・ヨルダン外務・移民大臣(H.E. Mr. Ayman Safadi, Minister of Foreign Affairs and Expatriates of the Hashemite Kingdom of Jordan)と第2回日・ヨルダン外相間戦略対話を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、茂木大臣から、2年ぶりに対面でお会いし、第2回外相間戦略対話を実施でき、嬉しい旨述べたのに対し、サファディ外相から、茂木大臣のヨルダン訪問を歓迎し、日本・ヨルダン関係の強化を図っていきたい旨述べました。
  2. 双方は、新型コロナ支援、経済協力、人的交流、難民支援等の二国間関係強化の方途について議論するとともに、中東情勢、アフガニスタン情勢及び東アジア情勢について、幅広く意見交換を行いました。中東和平については、茂木大臣から日本として「二国家解決」を支持する姿勢は変わらないとしつつ、ヨルダンの役割は引き続き重要であり、日本としても、「平和と繁栄の回廊」構想等独自の取組も活用しながら、当事者間の信頼醸成に役割を果たしていく、ヨルダンとも緊密に連携していきたい旨述べました。これに対して、サファディ外相から、中東和平に向けた取組を含む日本からのあらゆる支援・協力に感謝する旨述べました。
  3. 茂木大臣から、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現に向けた日本の考え方を紹介し、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化のため連携していくことを呼びかけたのに対し、サファディ外相から、日本の問題意識を強く共有するとの発言がありました。また、茂木大臣から、拉致問題の即時解決に向けた理解と協力を要請し、サファディ外相から支持を得ました。

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