ヨルダン

平成29年9月19日
日・ヨルダン首脳会談

9月19日,午後12時30分(ニューヨーク時間)から約15分間,第72回国連総会出席のためニューヨークを訪問中の安倍総理は,アブドッラー2世・ヨルダン国王との首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭,アブドッラー国王から,歓迎の辞があり,これに対し,安倍総理からは,先般の河野外務大臣のヨルダン訪問時の対応に感謝する旨を述べ,伝統的に友好関係にあるヨルダンとは,引き続き,外交,安全保障,経済等,あらゆるレベルで良好な関係をさらに発展させていきたい旨述べました。
  2. 二国間関係に関し,安倍総理から、130万人を超えるシリア難民を受け入れるヨルダンの寛大な対応を日本は強く支持する旨述べ、ヨルダンの社会的・経済的安定のため、引き続きあらゆる可能な支援を行う考えを表明しました。これに対し,アブドッラー国王から、日本からヨルダンに提供されている支援に対する謝意表明がありました。
  3. 北朝鮮情勢に関し,安倍総理から、北朝鮮の核・ミサイル開発は国際社会全体にとっての安全保障上の脅威であると同時に、核不拡散の観点からも憂慮すべき問題である旨述べ,アブドッラー国王はこれに完全に同意し、安倍総理の積極的な役割を評価する旨述べました。安倍総理から、北朝鮮への圧力強化及び関連の安保理決議の完全履行の重要性、また、拉致問題は安倍政権の最重要課題であり、早期解決に向け理解と協力を期待する述べたところ,アブドッラー国王は、日本の立場を理解し、支持するとの立場を表明しました。
  4. 中東和平に関し,安倍総理から、中東和平問題におけるアブドッラー国王が果たす役割を高く評価すると共に、日本の独自の取り組みである「平和と繁栄の回廊」構想に対するヨルダンの協力に謝意を表明しました。また,両首脳は「平和と繁栄の回廊」構想の推進のために引き続き協力していくことを確認しました。

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