イスラエル国

平成27年12月1日
ネタニヤフ・イスラエル首相と握手する安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)
日・イスラエル首脳会談
(写真提供:内閣広報室)
 11月30日午後13時15分から約40分,安倍晋三内閣総理大臣はフランス・パリにおいて,ビンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相(H.E. Mr. Benjamin Netanyahu, Prime Minister of the State of Israel)と首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 二国間関係

(1)全般

 安倍総理大臣から,昨年のネタニヤフ首相の訪日,及び本年1月の自分のイスラエル訪問以降,二国間関係が着実に進展しており,引き続きネタニヤフ首相と二国間関係を強化していきたい旨述べました。
 ネタニヤフ首相からは,双方の訪問が活発化しており,関係が進展していることを歓迎している旨述べました。

(2)政治・安全保障

 両首脳は,両国間の防衛当局間やサイバー関係者間の対話継続を歓迎しました。安倍総理大臣より,「平和安全法制」は国際社会の平和と安定への一層の貢献を可能とするものである旨説明しました。ネタニヤフ首相は,これは歴史的な快挙である旨述べるとともに,「平和安全法制」の成立に祝意と支持を表明しました。

(3)経済

 両首脳は,昨年の首脳会談以降大きな進展を見せている二国間経済関係について,産業分野の研究開発協力及び日・イスラエル投資協定交渉の進展を確認しました。また,大阪におけるイスラエルの貿易事務所の開設を歓迎し,両国経済関係がより一層進展するよう後押しを継続することを確認しました。

2 地域情勢

 両首脳は,テロやシリア情勢を巡る等について意見交換するとともに,地域の平和と安定に向けた協力を確認しました。

3 中東和平

 安倍総理大臣は,昨今の暴力の連鎖に懸念を表明し,対立をエスカレートさせないよう求めるとともに,入植活動の停止についても要請しました。


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